華道家元池坊(京都市)は11月17日、高校華道日本一を決める「Ikenobo 花の甲子園2024」全国大会を開催し、岐阜県立岐阜商業高等学校(岐阜市)が2年連続の優勝を果たした。
準優勝には秋田県立横手城南高等学校、3位には茨城県立取手第二高等学校が輝いた。
優勝チーム「花ふふむ」のメンバーは、2年生の後藤瑞歩さん、木方優理奈さん、大西明美加さんの3人。大会のテーマ「青春」に沿い、主催者が指定した15種類の花材を使用して作品を制作。後藤さんは「先輩からのアドバイスが励みになりました。練習の成果を出し切れて本当によかったです」と喜びを語り、次世代への期待も口にした。
この大会は高校で池坊いけばなを学ぶ生徒たちが3人一組で参加する公開コンテストで、今年で16回目を迎える。7月から9月にかけて全国136チームが地区大会に参加し、その中から13チームが全国大会へ進出。池坊会館(京都市)に各地区代表が集い、技術と創意工夫を競い合った。
華道家元池坊は「大会を通じて若い世代に日本の伝統文化である華道の魅力が広く発信され、未来の担い手たちの活躍に期待しています」としている。