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東海道「神奈川宿」で歴史的遺産や芸者文化など再発見、神奈川・横浜でモニターツアーを実施

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 神奈川宿観光利用促進委員会は2024年11月14日、東海道53次3番目の宿場町「神奈川宿」で行う第2回モニターツアー「神奈川宿に眠るお宝発見ガイド付きツアー」を実施した。外国人を中心に約10人が参加し、約3時間の街歩きプランを体験。開港期の神奈川宿をテーマに、江戸時代から伝承され現在は消滅している浦島太郎伝説とそれに関連した「亀の甲煎餅」を復活するなど、宿場町の歴史的遺産や文化(横浜芸者等)を再発見できる場を提供した。

慶運寺
慶運寺

 本事業は、観光庁が令和6年度に推進する「地域観光新発見事業」、国土交通省関東運輸局が広域関東(1都10県)の魅力を〝江戸街道〟という統一テーマでブランディングし、街道観光の推進を通して地域を活性化する取り組み「江戸街道プロジェクト」の一環として実施している。今回のモニターツアー10月29日に続き、第2回目として実施された。

神奈川宿をガイドが案内

 神奈川宿は、東海道53次の3番目宿場町として整備された宿場町。江戸期の「浦島太郎伝説」やこれに由来する地名、開港期前半の歴史的遺産等(旧アメリカ、イギリス、フランス領事館やヘボン式ローマ字で有名なヘボン博士の宣教師宿舎等)のほか、文化(神奈川神楽)などが残っている。

お寺を参拝
お寺を参拝

 モニターツアーでは、横浜から海外へ輸出され、各地で高い評価を受けていた宮川香山氏の作品「眞葛焼(まくずやき)」を鑑賞できる「宮川香山 眞葛ミュージアム」を訪問するほか、本格神楽の舞台鑑賞、寺院散策などを行った。昼食では、横浜の農産物貿易の中心地として知られる横浜中央卸売市場で新鮮な魚介類のランチ(刺身丼)を味った。このほか、浦島太郎伝説に基づき、江戸期の参勤交代等の大名達にも人気を博したが消滅してしまった「亀の甲煎餅」をおつまみとして試食した。

神楽を鑑賞する参加者
神楽を鑑賞する参加者

 同ツアーの問い合わせは、神奈川宿観光利用促進委員会(事務局:横浜DMC)のTEL(045-263-6122)まで。

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