日本政府観光局は2月13日から2月18日まで、中国の旅行会社28社を招請し、関西・瀬戸内地域で視察および商談会を実施した。大阪・関西万博を契機とした中国人旅行者の地方への誘客促進が目的。
今回の招請では、中国で関心が高まる家族旅行をテーマに、様々な年齢層が楽しめる体験型観光を中心とした視察を行った。
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製麺所での素麺作りや食品サンプル製作といった体験コンテンツが参加者に好評で、「子供から大人まで楽しめ、大人数でも体験できるため、団体旅行に組み込みたい」「瀬戸内地域は訪問経験がなかったが、実際に訪れて魅力を感じた。今後、どのように旅行商品に組み込むか考えたい」といった意見が寄せられた。
2月16日には、2025年日本国際博覧会協会と連携し、大阪・関西万博セミナーを開催。参加者からはチケット購入方法などについて質問が寄せられた。
日本政府観光局は、今回招請した旅行会社に対し、大阪・関西万博や瀬戸内地域を含む地方へのツアー商品の造成・販売促進を働きかけることにしている。
5日間の視察では、ニジゲンノモリ、金刀比羅宮、金丸座、和三盆作り体験、小豆島のヤマロク醤油・製麺所、小豆島酒造、オリーブ公園などを巡ったほか、丹波篠山大書院、笹山城下町ホテルNIPPONIA、咲洲コスモタワー、大阪市内での食品サンプル製作を体験した。