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カリオ・セラピューティクスが1億8700万米ドルのシリーズA資金調達を実施し、マルチペイロード抗体薬物複合体プラットフォームの臨床実証に向けて事業を開始

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  • シンガポールのハミングバード・バイオサイエンス(Hummingbird Bioscience)社から独占的にライセンス供与を受けたマルチペイロード抗体薬物複合体技術とプログラムに基づき、フレイジャー・ライフ・サイエンシズ(Frazier Life Sciences)社がカリオ・セラピューティクス(Callio Therapeutics)社を設立
  • 資金調達はフレイジャー・ライフ・サイエンシズが主導し、ノボ・ホールディングスA/S(Novo Holdings A/S)、オメガ・ファンズ(Omega Funds)、ClavystBio、プラタナス(Platanus)、ノルウェスト(Norwest)、プレオス・バイオベンチャーズ(Pureos Bioventures)、SEEDSキャピタル(SEEDS Capital)、EDBIなどのライフサイエンス投資家とともに、ジェイト・キャピタル(Jeito Capital)が大きく参画
  • 同社は、既存のシングルペイロード療法の限界を克服することで、がん患者の治療効果を最大化する革新的なマルチペイロードプログラムを推進していく予定

シアトルおよびシンガポール, 2025年3月3日 /PRNewswire/ -- がん治療の改善に向けたマルチペイロード抗体薬物複合体(ADC)の可能性を実現することに注力するバイオテクノロジー企業、カリオ・セラピューティクスが本日、1億8,700万ドルのシリーズA資金調達ラウンドを完了し、設立を発表しました。この資金調達はフレイジャー・ライフ・サイエンシズ社が主導し、ノボ・ホールディングスA/S、オメガ・ファンズ、ClavystBio、プラタナス、ノルウェスト、プレオス・バイオベンチャーズ、SEEDSキャピタル、EDBIなどのライフサイエンス投資家とともに、ジェイト・キャピタルが大きく参加しました。シアトルとシンガポールに本社を置く新会社は、シリーズA資金調達で得た資金を、HER2標的デュアルペイロードADCの臨床プルーフ・オブ・コンセプトの達成と、2つ目の未公開ADCプログラムに使う予定です。

この資金調達とあわせ、カリオ・セラピューティック社は、ハミングバード・バイオサイエンス社と、同社のがん治療分野におけるマルチペイロードADCプラットフォームおよび関連する知的財産とパイプライン資産に関する全世界での独占的ライセンス契約を締結しました。その対価として株式、マイルストーン、ロイヤルティが提供されます。

「フレイジャー・ライフ・サイエンシズとこの投資家シンジケートの支援により、カリオ・セラピューティクスを立ち上げることができ、嬉しく思います。マルチペイロードADCは、がん細胞への合理的な薬剤の組み合わせの標的送達を可能にする可能性があり、有効性を著しく高める可能性があります」と、カリオ・セラピューティクスの共同設立者兼最高経営責任者であるPiers Ingram博士は述べています。「この新世代のADC療法は、患者の予後を有意に改善する可能性があります。」 

リーダーシップ・チーム

カリオ・セラピューティック社の経営陣は、プロファウンドバイオ(ProfoundBio)社、シルバーバック・セラピューティクス(Silverback Therapeutics)社、シージェン(SeaGen)社、メダレックス(Medarex)社、ハミングバード・バイオサイエンス社、ジェネンテック(Genentech)社など、バイオテクノロジーおよびバイオ医薬品の大手企業で豊富な経験を積んだ人材で構成されています:

  • Piers Ingram博士、最高経営責任者
  • Jerome Boyd-Kirkup博士、最高科学責任者
  • Naomi Hunder医学博士、チーフ・メディカル・オフィサー
  • Angèle Maki博士、最高事業責任者

「カリオ・セラピューティクスで開発されているマルチペイロードADCは、既存のADCの制限の多くを克服することで、未解決の大きな医療ニーズを解決する可能性を秘めています」と、カリオ・セラピューティクス社の取締役会長であり、フレイジャー・ライフ・サイエンシズ社のベンチャー・パートナーであるAdam Simpson氏は述べています。「カリオ・セラピューティクス・チームの専門知識と革新的なマルチペイロードADC技術の活用により、カリオ・セラピューティクスは、このエキサイティングな新しいマルチペイロードADCアプローチの臨床的有用性を示す最初の企業となり、がん治療に変革をもたらす好位置にあると確信しています。」

カリオ・セラピューティクス社について 
シアトルとシンガポールに本社を置くカリオ・セラピューティクス社は、がん患者の転帰を変えるマルチペイロード抗体薬物複合体の実現に注力しています。同社は、次世代のマルチペイロード抗体薬物複合体(ADC)を開発中です。ADCは、差別化されたペイロードとリンカー技術により、腫瘍細胞への多剤標的送達を可能にし、治療効果を最大化します。カリオ・セラピューティクスのリード・プログラムは、HER2標的デュアルペイロードADCです。カリオ・セラピューティクスは、長年にわたり革新的な治療薬に注力してきた投資会社であるフレイジャー・ライフ・サイエンシズ社によって設立されました。同社は、ハミングバード・バイオサイエンス社から独占的にライセンス供与を受けたADC技術およびプログラムを基盤としています。詳細については www.calliotx.comをご覧ください。また、LinkedInでカリオ・セラピューティクスをフォローしてください。

フレイジャー・ライフ・サイエンシズについて 
フレイジャー・ライフ・サイエンシズ社は、革新的なバイオ医薬品を発見、開発、商業化する未上場および上場企業にグローバルに投資しています。フレイジャー・ライフ・サイエンシズ社は39億ドル以上の資金を運用しており、これには会社設立と未公開企業に焦点を当てたベンチャー・ファンドと、中小規模の公開企業に焦点を当てたロングオンリーのパブリック・ファンドが含まれます。2005年以降、60社を超えるフレイジャー・ライフ・サイエンシズのポートフォリオ企業がIPOまたはM&Aを完了しており、その多くはフレイジャー・ライフ・サイエンシズが設立または出資した企業です。カリフォルニア州パロアルト(本社)、サンディエゴ、シアトル、ボストン、ニューヨーク、ロンドンを拠点とするフレイジャー・ライフ・サイエンシズのチームは、バイオ医薬品に精通した40名以上のプロフェッショナルで構成されています。フレイジャー・ライフ・サイエンシズの詳細については、frazierls.comをご覧ください。また、LinkedInで同社をフォローしてください。

ハミングバード・バイオサイエンスについて 
ハミングバード・バイオサイエンスはシンガポールを拠点とするバイオセラピューティクス企業で、人工知能と人間のイノベーションの接点で、治療が困難な疾患に対する革新的な医薬品の発見と開発に取り組んでいます。ハミングバード・バイオサイエンスの計算生物学とシステム生物学の技術は、がんと自己免疫における革新的な臨床段階のモノクローナル抗体と抗体薬物複合体のパイプラインを生み出しました。ハミングバード・バイオサイエンスでは、厳格な科学、チームワーク、知的誠実さへのコミットメントが、新薬のコンセプトから臨床への道のりを加速させるという情熱を支えています。詳細については、www.hummingbirdbioscience.comLinkedInX(旧Twitter)YouTubeでハミングバード・バイオサイエンス社をフォローしてください。 

ロゴ - https://mma.prnasia.com/media2/2629713/Callio_Therapeutics_Logo.jpg?p=medium600 

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