全国各地で地域活性化やビジネス創出を支援するさとゆめと、JR東日本の共同出資会社「沿線まるごと株式会社」は4月24日、5月25日にオープンする 「Satologue」宿泊棟の内部について初公開するほか、開業記念特別プランを発表した。

沿線まるごとホテルは、駅とその周辺の集落に点在する地域資源を編集し、地域全体を一つのホテルに見立てる世界観をつくりだすプロジェクト。2024年5月には、JR青梅線「鳩ノ巣駅」と「古里駅」の中間にある、緑深い里山のいとなみを受け継ぐ場所に、プロジェクトの中核施設となる「Satologue」のレストランとサウナを開業している。2025年1月には宿泊棟の予約受付を開始。これまでご提供してきたサービスや施設、それを取り巻く奥多摩の素晴らしい風土などが高く評価され、この3カ月間ですでに100件以上の予約がある。
宿泊棟のオープンにより、長期滞在から時間によりうつろい行く奥多摩の自然の美しさや、静かな森に包まれる夜の空気と風の音、朝焼けに照らされた山々と小鳥のさえずりなど、自然を満喫できる癒やしの空間が体験できる。庭のデッキでの星空観察や夜の焚き火体験など、今まで提供できなかったアクティビティなども楽しめるようになる。

客室は、奥多摩の自然環境の中で心身が安らぎ寛げる空間として設計され、シンプルでミニマムな造りとなっている。木材は主に杉と椹(さわら)を使い、漆喰の壁で仕上げられ、柔らかな繭に包まれるような客室となっている。
テラスは静寂な室内と四季折々の奥多摩の自然をつなげる接点の役割を担う。川のせせらぎや風の音、里山の風景を再現した庭、対岸の木々の緑や、澄んだ山の空気を全身で感じられる場所となる。
部屋の風呂では、窓の外の自然を眺めてゆっくりとリラックスした入浴が楽しめる。また、直接テラスにも出られるようになっており、多摩川の流れを聞きながら自然を感じる時間を過ごせる。客室では、オリジナルの滞在着に着替えて、心身を奥多摩モードに気分を変えられる。
朝食は、地域のストーリーが詰まった食材の数々を丁寧に調理。和と洋のバランスを織り交ぜ、飾らないけれど上質な朝の食卓を用意する。食事後は、ラウンジでゆっくり好みの飲み物と菓子を楽しめる。

開業記念特別プランは、奥多摩の自然・文化・歴史を五感で体験する「Satologue」の宿泊棟を、いち早くに利用できるものとして用意。宿泊期間は、5月25日~8月31日。料金は、大人1人49,500円(ツイン1室2名利用時/夕朝食・サウナ付き)。
「奥多摩の豊かな自然と調和した空間やサービス、アクティビティを通じて『里の物語』を感じ、この地域がまるで『ふるさと』のように感じられる『Satologue』へ、ぜひ来てほしい」と関係者。