エアトリは4月14日、Appier Group(東京都港区)と総合旅行プラットフォーム「エアトリ」を活用した国内旅行業界初となるリテール・メディア・ネットワーク構築と提供を開始した。旅行商材の品揃えの豊富さを武器に、AppierのAIを活用し、最適なターゲティングを目指す。
リテール・メディア・ネットワークとは、販売プラットフォームが有するデータを活用し、Eコマースサイト上やアプリ内での広告出稿をコントロールしながら、商品提供側とプラットフォーム側の両社の収益性を高めるデジタル広告のエコシステム。先進国である米国の2023年のデジタル・リテール・メディア広告費は464億米ドルで、2027年には1090億米ドルを超えると予測しており、今後も大きな成長が見込める市場だと言われている。リテール・メディア・ネットワークを通じて、小売業のデータ資産を収益に変え、顧客のロイヤルティを高め、さらに効果的なターゲティングとインプレッションから購買までの顧客属性が把握できる。
クルーズブランド MITSUI OCEAN CRUISES (以下、三井オーシャンクルーズ)を運営する商船三井クルーズ株式会社(代表取締役 社長執行役員:向井恒道、本社:東京都港区、以下「当社」)の運航船、MITSUI OCEAN FUJI(以下、三井オーシャンフジ)は、本日4月10日(木)からゴールデンウィークを跨いだ日本一周クルーズを含め4本の春のクルーズを催行します。韓国では麗水、そして日本国内では指宿、函館、青森、佐世保、鳥羽など国内外の合計11都市に初寄港いたします
今回の取り組みでは、下記の3点を期待。海外旅行事業から概念実証(PoC)の開始を予定している。
1、航空券を始めとした豊富な旅行商材の品ぞろえを有する「エアトリ」サイト/アプリにおいて、Appier社の提供するAIを活用した商品掲出による、更なる顧客体験の向上
2、 米国での市場規模が右肩上がりであるリテール・メディア・ネットワークの国内旅行業界初の構築による市場の開拓
3、 広告掲載スキームの整備による、更なる事業収益性の向上