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昭和100年の懐かしさと社会課題解決を両立、静岡市葵区に宿泊施設「タイムトリップOTOWA」がオープン

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空き家買取専科を運営するSweets Investment(静岡市駿河区、静岡ガスグループ)は4月27日、売却困難だった空き家をリノベーションし、昭和レトロを五感で体験できる宿泊施設「タイムトリップOTOWA」を静岡市葵区音羽町にオープンした。また、「昭和の日」である4月29日には、社会課題である空き家問題の解決に向けた新たな活用モデルとして、地域に笑顔とにぎわいをもたらす取り組みを発表。新たな挑戦として、昭和100年懐かしさと社会課題解決を両立を目指す。

日本国内では、少子高齢化や人口減少に伴い、空き家の数が年々増加しており、日本の空き家数は、過去最多の900万戸に達し、住宅全体の13.8%を占めている。中でも「接道がない」「老朽化が進んでいる」などの理由から売却も再生も難しい物件が問題となり、地域の景観悪化や防災リスクの増大など、さまざまな社会課題を引き起こしている。

空き家を「負債」ではなく、「未来につながる資産」へ

同社では、「空き家買取専科」のブランドで、空き家を積極的に買い取り、再生を通じて新たな価値を創出する事業を展開しているが、一般的な流通に乗らない問題を抱えた空き家も中には出ている。今回オープンした「タイムトリップOTOWA」も、接道がなく、残地物も多数あり、雨漏りがあるなど、まさに売買困難だった築47年の空き家を活用した、新しい価値を見い出す転換プロジェクトとなっている。

「単なるリノベーションにとどまらず、地域経済への貢献や観光誘客を目指した活用モデルとして、関係人口の増加にもつなげていく」と同社。

静岡市葵区音羽町に誕生した「タイムトリップOTOWA」は、まるで昭和にタイムトリップしたかのような、懐かしさと新しさが融合した体験型宿泊施設。「泊まれるレトロミュージアム」をテーマにしたこの一棟貸しの宿泊施設は、昭和100年を迎える2025年において、世代を超えた"昭和回帰"を楽しめる空間を提供している。

宿泊中は、ブラウン管テレビを囲んで家族で語らったり、純喫茶風キッチンでナポリタンやクリームソーダを作ったり、インベーダーゲームに熱中したりと、思い出と懐かしさを心ゆくまで堪能できる。また、昭和風衣装を持ち寄っての撮影会や、近隣の昭和風情あふれる街並み散策など、SNS映えする思い出づくりも楽しめる。

同社は、「昭和を懐かしむ世代も、これを知らない若い世代も、時代を超えて交差し、新しい思い出を紡ぐ場として、多くの方に親しまれることを目指す」と話す。

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