日本及びアジア、東南アジアに料理教室を展開するABC Cooking Studio(東京都千代田区、ABC)と石川県七尾市は5月1日、連携協定を締結した。地域食材の魅力向上や販路拡大を図るとともに、七尾市の観光資源を生かしたブランド振興に取り組む。
連携協定には、「食」を通じた持続可能な地域づくりと観光振興を推進に関わる事項を明記。今後は、①観光振興(交流人口・関係人口の拡大)に関すること②地域食材の魅力向上や販路拡大に関すること③人材交流及び人材育成に関すること④食育・健康づくりの推進に関すること⑤食についての情報発信に関すること⑥「食」を通じた地域活性化の推進に関すること⑦その他相互の協議により必要と認められることーに取り組む。
また、今回の連携協定に合わせて地域活性化起業人制度による派遣に関する協定を締結。ABCの人材を七尾市へ派遣することで、地域施設の活性化や地域の魅力発信等を行う。
締結式で食を生かした能登の創造的復興を誓う
同日には、締結式を七尾市役所で開催し、七尾市の茶谷義隆市長、ABCの志村なるみ社長兼CEOが出席。連携協定書を取り交わした。
茶谷市長は、「『食』をはじめとする豊かな地域資源を生かして、交流人口や関係人口の拡大など、さまざまな分野で相互の連携を強化し、地域の魅力向上に努めるとともに、能登半島地震からの創造的復興に取り組んでいく」と述べた。
志村社長兼CEOは、「七尾市の観光振興と交流の促進をはじめ、地域経済の発展に貢献するため、あらゆる手段を尽くして支援していく。七尾市の地域資源の魅力を未来につなげ、ABCの『食』を連携することで、この先も豊かに持続可能な発展に貢献したい」と語った。