小田急箱根(神奈川県小田原市)は4月25日、箱根ロープウェイ・大涌谷駅1階と駅前広場に、新たな展望エリア「ちきゅうの谷」をオープンした。「黒・ジオ・風」をテーマに、大涌谷の地形や風景、火山活動を体感できるスポットとして整備した。
直径約18メートルの回遊テラス「風の輪テラス」や、谷へ約11メートル突き出す「息吹のデッキ」、立ち飲みカウンター付きの展望スペース「大空のほとり」など、個性の異なる3つの展望デッキがある。
また、翌4月26日には、芦ノ湖を航行する観光船「箱根海賊船ビクトリー」の特別船室のリニューアルを完了した。「ビクトリー」は18世紀の英国戦艦を模した船で、2007年に就航。今回の改装では、チェック柄の床タイルやチェスターフィールド調ソファを配し、英国の伝統を感じさせる内装へ刷新した。
窓に面した1人用カウンター席やグループ向けボックス席なども新設し、多様な利用スタイルに対応する。船内カフェはバーカウンターを模した落ち着いた空間に改装され、生ビールも提供する。
発着する元箱根港には新たなスタンドカフェ「PIRATE’S GALLEY」がオープンした。海賊の厨房をイメージした内装で、シュークリームやホットドッグ、ジュレ入りソーダなど、「海賊らしさ」をテーマにしたメニューを提供する。