大和ハウスグループの大和ハウス工業(大阪市北区)とヒルトン(米バージニア州)は4月24日、2027年前半に長崎市に「ヒルトン・ガーデン・イン長崎中華街」を開業すると発表した。
長崎駅から路面電車で約10分の新地町に位置し、西九州新幹線で福岡からの約90分。ヒルトンの「ヒルトン・ガーデン・イン」ブランドとしては国内3軒目で、九州では初進出となる。
ホテルは地上13階建てで、客室は27平方メートル前後を中心とした313室。ブランド独自のダイニング「Together & Co.(トゥギャザー・アンド・コー)」や、24時間営業のセルフサービス店舗「&To Go(アンド・トゥー・ゴー)」、フィットネスセンターなどを併設する。着工は5月21日を予定している。
大和ハウス工業の下西佳典専務執行役員は「長崎新地中華街周辺地域の活性化に貢献し、満足度の高いホテルを目指す」と語り、藤本博久ヒルトン日本・ミクロネシア地区開発担当副社長は「フルサービスのヒルトン長崎に加え、多様な顧客ニーズに応える体制が整う」と述べた。
大和ハウスグループは、アパートメントホテル「MIMARU」を展開するほか、ヒルトンとは「ダブルツリーbyヒルトン大阪城」、「ダブルツリーbyヒルトン京都駅」を運営している。
「ヒルトン・ガーデン・イン」は、64カ国・地域に1000軒以上を展開するフォーカス・サービス型ブランドで、手頃な価格とモダンなアメニティが特徴で、日本では2022年に第一号店「ヒルトン・ガーデン・イン京都四条烏丸」が開業、2026年には、「ヒルトン・ガーデン・イン横浜みなとみらい」が開業を予定している。
ヒルトンは、日本国内では8ブランド31軒を展開している。