西オーストラリア州観光局は最新のニュースレターで、世界一幸せな動物「クオッカ」が生息するロットネスト島を紹介し、日本からの来訪を呼びかけている。
ロットネスト島は、西オーストラリア州の州都パースの沖合約19kmに位置し、美しい自然と豊かな生態系を持つリゾートアイランド。フェリーでパースから約1時間半でアクセスできる。
島内には20の湾と63のビーチが点在し、海水浴やダイビング、カヤックといったマリンアクティビティが盛んだ。特にサーモンベイやザ・ベイスンでは、透明度の高い海でシュノーケリングが楽しめる。熱帯魚やサンゴ、野生のイルカやアシカが生息し、8月中旬から11月初旬にかけてはザトウクジラが回遊する。
ロットネスト島には、表情が笑顔に見えることから「世界一幸せな動物」と称されるクオッカが、約12,000匹生息している。有袋類のワラビーの仲間で夜行性のため、宿泊すれば夕方から朝にかけて活動する姿を観察できる。特に8月には母親の袋から顔を出す赤ちゃんクオッカの姿も見られ、訪れる人々を魅了している。
島では、自然環境を守るためサステナビリティが重視され、一般車両の乗り入れが制限されている。島内では自転車や周回バス、徒歩での移動が基本。再生可能エネルギーの導入や水資源の自給自足にも取り組んでいる。

ロットネスト島に2024年12月、新たな宿泊施設「ザ・ロッジ・ワジュマップ」がソフトオープンした。米「TIME」誌がオーストラリアのホテルとして唯一「世界で最も素晴らしい場所2025」に選出している。
ホテルは、歴史的建造物内のコートヤードエリアと、湖畔に位置するレイクエリアに分かれ、これまでに63室がオープンし、20205年中には、プールハウスエリアの46室が開業し、全109室に拡充される。
地元の食材を活かした料理や西オーストラリア産ワインが楽しめる「サンセット」バー&ダイニングでは、塩湖を眺めながらゆったりとした時間を過ごせる。