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青い水槽は、大空のように~美ら海水族館・沖縄県本部町~ニッポンを歩こう054

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沖縄美ら海水族館は、2002年11月にリニューアルオープンした。沖縄海洋博の跡地を活用したものだ。そのメインコンテンツは、ジンベイザメが泳ぐ黒潮の海大水槽。オープン時には世界最大を誇った日本を代表する水族館である。この年は、沖縄の本土復帰30周年。本部半島が久々に沖縄観光の注目の的に復活したとも言える。

幅22.5m、高さ8.2mの総重量135トンのアクリルパネルは、ギネス公認のもの。残念ながら、今はそのトップの座を譲っている。しかし、この水槽を優雅に泳ぐジンベイザメを見ていると、その青さは大空のような錯覚も覚える。訪れる人々にとっては、今でもギネス級である。

期待感が大きな新たなコンテンツ

さて、沖縄本島は、南部戦跡や那覇市内、恩納村周辺のビーチリゾートと観光地として発達した。しかし、観光地間の距離が遠く、なかなか「面」での観光が難しいと言われてきた。本部半島も美ら海水族館や古宇利島などの新たなコンテンツも増えた。また、2025年7月には、沖縄の大自然をメインに置いたテーマパーク「ジャングリア沖縄」もオープンする。そして、本部と那覇を結ぶ中間の北谷の町も人気である。アメリカンナイズした町は、国内にあるアメリカを彷彿させ楽しみが倍加している。

沖縄県は、日本唯一の南国リゾートだ。そのため、年間通じて観光客を迎え入れる。この未来を感じさせる観光コンテンツは、県全体のポテンシャルを向上させてくれることだろう。海や山々という大自然に寄り添い、ゆっくりとした時間を楽しむ新たな観光スタイルが生まれることを望みたい。

(2017.01.31.撮影)

(これまでの特集記事は、こちらから) https://tms-media.jp/contributor/detail/?id=8

取材・撮影 中村 修(なかむら・おさむ) ㈱ツーリンクス 取締役事業本部長

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