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朱(あか)の誘惑~巾着田公園・埼玉県日高市~ニッポンを歩こう055

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高麗川は、埼玉県西部を流れる。いにしえの渡来人である高麗氏とも所縁のある地域だ。そして、その高麗川が巾着のように蛇行した場所に秋の彼岸頃、真っ赤に染まる公園がある。

巾着田公園は、最盛期に500万本もの曼殊沙華が咲き誇る。そして、時季の週末となると近隣を走る西武鉄道も、有料特急が臨時停車するほどの季節限定の観光地となる。また、車で来園する人々も数多い。そのため、駐車場も整備され、食べ物・飲み物を販売する屋台もたくさん出店する。まさしく、大自然相手のイベント会場と化す。

季節の花々を愛でる観光地は、期間限定型の最たるものだ。そして、最盛期の週末は見ることも覚束なくなる「密」を作り上げる。それを回避するために、栃木県のあしかがフラワーパークのように曜日や時間によって入場料金を変動させるといった手法も解決の一手法である。

巾着田公園でも検討する余地がありそうだ。

この「朱の誘惑」、コロナ禍中では、咲く前の花々をすべて刈り取ってしまったというニュースを耳にした。花には、罪は無いのだが・・・。

(2019.10.01.撮影)

(これまでの特集記事は、こちらから) https://tms-media.jp/contributor/detail/?id=8

取材・撮影 中村 修(なかむら・おさむ) ㈱ツーリンクス 取締役事業本部長

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