国土交通省は5月16日、ゴールデンウィーク期間中の一般道路の「旅行速度」から見た混雑状況を発表した。
全国で特に混雑が見られたエリアを可視化する取り組みの一環として実施したもので、5月8日に発表した第1弾では交通量(1日当たりの交通量の増加率)を分析している。
ゴールデンウィーク期間(4月26日~5月6日)中、直前の平日と比較して旅行速度(所要時間)の増加割合が顕著もしくは「特に混雑が見られたエリア」は全国で78カ所あった。
特に富士五湖周辺や鎌倉・江ノ島周辺の49カ所については、昨年に続き「特に混雑が見られたエリア」として抽出された。
今回の発表では、平常時と比較して所要時間が1割以上増加したエリアが800地域、3割以上増加したエリアは229地域。区間別では、平均所要時間が平日比1.5倍以上となった区間が1,807カ所に及び、そのうち3日以上続いた区間は321カ所だった。
混雑が顕著だったのは、北海道北広島市の国道36号、神奈川県藤沢市・鎌倉市の国道134号、静岡県富士河口湖町・富士宮市の国道139号、京都府京都市の国道1号、大阪府泉佐野市の国道26号など。
特に、富士五湖周辺や鎌倉・江ノ島周辺は昨年に続き混雑が続いている。混雑状況の詳細については、国土交通省の専用ウェブマップで確認できる。