日揮ホールディングス株式会社と、日本航空株式会社、関西エアポート株式会社は、「Fly to Fly Project」(国内の廃食用油を原料とした国産SAF=持続可能な航空燃料=で航空機が飛ぶ世界を実現することを目指したプロジェクト)の一環で、国産SAFを初めて旅客便に供給したと発表した。対象となったのはJALJL891便(関西国際空港発上海(浦東)行)で、国産SAFで飛行する第1号となる。関西国際空港における旅客便へのSAF供給もはじめて。

供給するSAFは、日本のSAF製造事業者として初めてISCC CORSIA認証(持続可能な製品の国際的な認証)を取得した合同会社SAFFAIRE SKY ENERGYが、コスモ石油堺製油所(大阪府堺市)の製造設備で量産した“環境価値”が証明された燃料。
この設備は、2025年4月から日本国内における安定的な国産SAFの製造・供給を開始した。今回、旅客便への供給が実現したことで日本国内におけるSAFの量産・供給が継続的に可能となるサプライチェーンが本格始動した。
航空機業界では、国際民間航空機関(ICAO)において国際線の航空機によるCO2排出量を2050年までに実質ゼロとする目標を掲げ、2024年以降は国際航空分野における排出量を2019年比で15%削減することを目指している。
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