日本漢字能力検定協会が運営する「漢検 漢字博物館・図書館(漢字ミュージアム)」(京都市東山区)は5月29~10月13日まで、企画展「妖怪漢字 魑魅魍魎 百鬼夜行」を開く。
京都市の伝承に登場する妖怪から、中国の伝説に由来する「四凶」まで、多彩な妖怪を漢字とともに紹介する。パネル展示では、日本と中国で姿が異なる同名の妖怪や、狸・狐・猫といった動物が化ける話し、江戸から明治にかけての妖怪観の変遷などを取り上げる。
京都市内に点在する妖怪ゆかりのスポットや、常設展示「漢字5万字タワー」から「鬼」を含む漢字61字を抜粋した展示もある。
来館者がオリジナル妖怪を描いて「百鬼夜行」の行列をつくるコーナーや、「推し妖怪総選挙」など参加型展示も設ける。
1階には、清水寺で揮毫された2024年の「今年の漢字」である「金」の大書も展示されている。入館料は大人800円、大学生・高校生500円、中学生・小学生300円。