観光庁は5月21日、2025年1-3月期の日本人の国内旅行消費額(1次速報)が、前年同期比15.5%増の5兆6483億円だったと発表した。
内訳は宿泊旅行が4兆5866億円(18.5%増)、日帰り旅行が1兆617億円(4.1%増)だった。1人1回当たりの旅行支出(旅行単価)は4万7212円で、前年同期比8.9%の増加となった。内訳は宿泊旅行が6万8807円(9.8%増)、日帰り旅行が2万40円(0.4%増)で、宿泊旅行の支出増が全体を押し上げた。
月別の消費額では、3月が2兆3255億円(前年同月比17.8%増)と特に高く、年間の幕開けとなる第1四半期は好調なスタートとなった。
日本人の国内延べ旅行者数は前年同期比6.0%増の1億1964万人。宿泊旅行は6666万人(8.0%増)、日帰り旅行は5298万人(3.7%増)といずれも前年を上回った。