日本政府観光局(JNTO)は5月21日、4月の訪日外国人旅行者数(推計値)を発表した。
4月の訪日外客数は3,908,900人で、前年同月比28.5%増となった。2025年1月の過去最高(3,781,629人)を上回り、統計開始以来、初めて単月で390万人を超えた。

春の桜シーズンにより前月に続いて多くの市場で訪日需要が高まり、加えてアジアや欧米豪の一部市場ではイースター休暇に伴う海外旅行需要の高まりも追い風となった。
地域別では、東アジアでは中国と香港、欧米豪では米国とオーストラリアを中心に訪日客数が増加した。
国・地域別では、中国からの訪日客数が前年同月比43.4%増の大幅増で765,100人となり、全市場で最多となった。以下、韓国721,600人(9.1%増)、台湾537,600人(16.9%増)、米国327,500人(43.1%増)、香港263,600人(42.9%増)と続いた。
このほか、カナダや英国など10市場で単月として過去最高を記録したほか、中国、韓国、シンガポールなど11市場では4月としての過去最高を更新した。
4月の出国日本人数は961,400人で、前年同月比8.2%増となった。