元サッカー・ブラジル代表でサッカー日本代表監督を務めたジーコ氏が主催するチャリティイベント「Zico All-Star Game For Peace HIROSHIMA 80 Years」が、7月27日に広島市のエディオンピースウイング広島で開催される。世界のサッカーレジェンドが集結する「JOGO DAS ESTRELAS（ジョーゴ・ダス・エストレーラス）」の日本初開催で、被爆80年の節目に平和への祈りを込めた記念試合となる。

試合には、ブラジルの名選手、ロナウジーニョやJリーグでも活躍したドゥンガら、サッカー界の名選手たちが多数出場する予定で、収益の一部は広島県サッカー協会を通じた子どもたちのサッカー環境整備や、広島市を通じた原爆ドームや平和記念公園の保全・補修支援に充てられる。

ジーコ氏は、「今日も世界のどこかで銃声か鳴り響いている。銃声が止むことはなく、血を流し、傷つく人がいまも、世界中にたくさん存在している。今年は、被爆80年。私がいま、すべきことは サッカーが持つチカラを信じ、平和の象徴である広島から世界に「平和」を発信することだと思いました。平和を祈ろう。そして、サッカーのチカラを信じよう。サッカー、そして、平和を祈ることは国籍や性別を超えたわたしたち、みんなの物語たから」と語り、広島という開催地にも深い意味を込めている。

観戦にあたっては、日本旅行が創業120周年記念企画として、オフィシャル観戦ツアー「観戦チケット&宿泊プラン」を6月5日から発売。A〜Cの3コースが用意され、メインスタンド中央A席の観戦チケットと広島市内のホテル宿泊がセットになった1泊2日のパッケージとなっている。

また、HISも、プレミアムシートでの観戦企画チケットを販売している。