英国スカイトラックスが発表した「2025ワールド・エアライン・アワード」の「機内エンターテイメント部門」では、キャセイパシフィック航空(香港)が1位に選ばれた。
この部門では、映画やテレビ番組、音楽、ゲーム、機内Wi-Fiの接続性など、長時間のフライトを快適にするコンテンツの充実度や使いやすさが評価される。キャセイパシフィックは多言語対応や最新作の豊富なラインアップ、直感的なユーザーインターフェースが高く評価された。
2位にはアラブ首長国連邦のエミレーツ航空が入り、座席ごとの巨大なスクリーンやオリジナルコンテンツで存在感を示した。3位にはカタール航空が入り、中東勢の強さも目立った。
スカイトラックスのエドワード・プレイステッドCEOは「機内エンターテイメントは単なる娯楽ではなく、ブランド体験の一部である。キャセイパシフィックはその点で、旅の価値を一段と高めている」と称賛した。
乗客の多様なニーズに応えるコンテンツ開発競争は今後も続くと見られ、航空会社の差別化戦略においても重要な役割を果たしている。
【機内エンターテイメント部門 トップ10】
1位 キャセイパシフィック航空(香港)
2位 エミレーツ航空(アラブ首長国連邦)
3位 カタール航空(カタール)
4位 シンガポール航空(シンガポール)
5位 エバー航空(台湾)
6位 ANA 全日本空輸(日本)
7位 ブリティッシュ・エアウェイズ(英国)
8位 ターキッシュ エアラインズ(トルコ)
9位 ユナイテッド航空(米国)
10位 ルフトハンザドイツ航空(ドイツ)