リクルートが運営する体験予約サービス「じゃらん遊び・体験予約」が、7月1日にサービス開始10周年を迎える。リクルートが予約の傾向から、この10年の人気体験の変化をレポートしている。
サイト開始時は提供者も旅行者も「いちご狩り」や「陶芸体験」「ガラス細工づくり」など、「つくる・味わう」といった体験が中心だったが、最近は「日帰り温泉」や「SUP(スタンドアップパドル)」「パラセーリング」など、癒しや非日常を求める体験が注目を集めている。

「いちご狩り」の人気は当初から高いが、その内容は大きく変わっている。夜に楽しむ「ナイトいちご狩り」や、収穫したいちごでスイーツをつくる体験、カフェ併設による特別な品種の提供など、体験価値の幅が広がっている。
「日帰り温泉」(2位)や「ホテルレストランのビュッフェ」(3位)、「テーマパーク」(5位)といった、気軽に非日常を味わえる体験も上位を占める。
アクティビティでは「SUP」や「パラセーリング」が、「泳ぎが苦手でも楽しめた」「子どもと一緒に安心して参加できた」と「憧れの体験」として最近、定着しつつある。
「ブルーベリー狩り」も人気。5~30種の品種が楽しめ、平均価格は1,200円台と手ごろで、ジャムやアイスクリームづくりなどの加工体験を組み合わせた施設が増えている。
「じゃらん遊び・体験予約」には現在、全国1万7,912施設、4万8,872プランが掲載されている。