石川県金沢市が運営する「金沢旅物語」は、はじめての来訪でも楽しめる「長町武家屋敷跡観光」の見逃せない!おすすめスポットを紹介している。
城下町・金沢らしい土塀や石畳の小径が続く長町武家屋敷跡だが、繁華街の香林坊から一歩入ると、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような風景が広がっている。庭園を眺めながら和スイーツを楽しみ、九谷焼や加賀友禅などの伝統に触れられるスポットも増えている。
長町武家屋敷通り観光のハイライトは「土塀のまちなみ」
藩政時代、中流の藩士の屋敷が軒を連ねていたところで、路地の両側に土壁と長屋門が続く風景は一見。土塀越しに見える庭木の新緑や紅葉、冬はこも掛けや雪吊りなど、歩くだけで季節が感じられる。江戸時代に作られた古地図のままの町割りが続いている。
界隈の風景をより一層印象深くしているのが、大野庄用水の清らかで豊かな流れ。かつては木材の運搬に使われ、金沢城の築城にも大きな役割を果たしたと言われている。公開中の施設としては、「武家屋敷跡 野村家」があり、当時の武士の暮らしぶりが伺える。庭園はミシュラン2つ星の評価を得ており、海外からもたくさんの観光客が訪れている。
武家屋敷跡 野村家
金沢市長町1-3-32 TEL:076-221-3553
8:30〜17:30(10〜3月は8:30〜16:30、入館は左記の閉館の30分前まで)、12月26日・27日、1月1日・2日休館
大人入館料/550円