JTBと日立製作所は、観光DX推進に向けて協業を開始し、香川県小豆島において生体認証を活用したデジタルチケット「tebu-Ride PASS」の実証実験を8月より実施する。旅行者の利便性向上と地域観光の活性化を目指す。

このサービスは、スマートフォンとビーコン(無線装置)を組み合わせることで、交通機関や観光施設のシームレスな利用を可能にするもので、利用者は施設のゲートを通過するだけでチケット利用が完了する「ハンズフリーチケッティング」を実現する。さらに、顔認証技術による本人確認と移動履歴に応じた自動精算機能を備え、旅行中の決済手続きの簡素化や割引制度の提供により、旅行体験の向上を図る。
JTBは旅行者のニーズに応じた観光プランの企画や自治体との連携を担当し、日立はデジタルチケットシステムの設計・実装を担う。両社はそれぞれの強みを活かし、観光客の動線や需要動向の分析によるパーソナライズされたサービス開発と、地域の観光資源の有効活用を進める。
情報提供 トラベルビジョン(https://www.travelvision.jp/news/detail/news-117382)