パレスホテル東京(東京都千代田区)は7月から、館内の日本料理「和田倉」で、滋賀県産のオーガニック米「きらみずき」を提供する。
「きらみずき」は、滋賀県農業技術振興センターで開発された近江米の新品種で、2024年7月に本格的な販売を開始した。大粒でみずみずしく、食味官能検査でも「コシヒカリ」と同等以上の評価を受けている。
有機JAS認証を取得した「オーガニック栽培」や、農薬や化学肥料を極力使用しない「環境こだわり栽培」に限定されている。水田の一部は「魚のゆりかご水田プロジェクト」にも利用されている。
納入決定を受けて、滋賀県の三日月大造知事は6月27日にホテルでパレスホテルの渡部勝専務東京総支配人と面会し、「パレスホテル東京で『きらみずき』が採用されることは誇らしい。今後も環境こだわり農業を進化させていきたい」と述べ、渡部東京総支配人も「品質を重視する我々の理念に合致しました」と応じていた。