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WILLERが調査、宿泊費高騰で夜行バスをホテル代わりに

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WILLER EXPRESS(東京都江東区)が6月に実施した夜行バス利用に関するアンケート調査で、都市部での近年の宿泊費高騰や宿泊施設の空室不足を背景に、夜行バスを宿泊手段として活用する動きが広がっている実態が明らかになった。

調査は、同社の高速バス「WILLER EXPRESS」を過去2年以内に利用したWILLER会員1,173人を対象に実施したもので、「宿泊料金が以前より高くなったと感じるか」という質問に対し、70.2%が「非常に感じる」と回答した。

前回(2025年3月)調査からは5.9ポイント、初回(2024年10月)調査からは10.5ポイントの上昇となり、宿泊費の高騰が年々強く認識されるようになっている。特に東京(71.7%)、大阪(73.1%)、新潟(78.0%)、神戸(77.1%)、札幌(77.0%)など、全国の主要都市での上昇感が顕著だった。

宿泊費の高騰を受けて、夜行バスをホテル代わりに利用する人も増加傾向にある。「宿泊料金が高いために夜行バスを利用したことがある」と回答した人は約7割にのぼり、前回から4.1ポイント、初回から6.2ポイントの増加となった。

目的地周辺で「宿が満室だったことがある」と回答した人は45%にのぼり、そのうち約4割が「満室だったため夜行バスを利用した経験がある」と答えており、宿泊難が夜行バス需要の増加に直結していることがうかがえる。

特に満室だった都市としては東京(28.9%)、大阪(23.4%)、福岡(20.9%)が上位となった。同社では、今後も大規模イベントや観光ピーク期において、宿泊の代替手段として夜行バスの選択がさらに広がると見ている。

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