沖縄県の公式観光情報サイト「おきなわ物語」は、県内各地で開催される夏の主要イベントを特集している。沖縄の夏は、日没が遅く、夕方以降も屋外の催しを楽しみやすい。伝統行事やアクティビティなど、地域色豊かな企画が目白押しだ。
北部の名護市で7月20日に開催される「第14回タマン稚魚放流イベント」では、ハマフエフキ(タマン)の稚魚を海に放つ体験のほか、サンゴ移植作業の紹介や、水上を滑る電動ボード「Wheeebo」の試乗などが予定されている。
また、7月19日から始まる「沖縄美ら海水族館 Summer Show」(9月15日まで)では、オキちゃん劇場でイルカたちが水しぶきを上げて泳ぐスプラッシュショーや、体重600キロ超のオキゴンドウが豪快な水のカーテンで観客をずぶぬれにしてくれる。
那覇市の壺屋にある「育陶園」では、7月19日から21日にかけて「summerわくわくイベント2025」を開催。やちむん通りを舞台に、陶芸体験や限定商品の販売、まち歩きツアーなどを通して沖縄の工芸文化と出会える。子ども向けのメニューもあり、家族連れの観光にも適している。
読谷村の「高志保大通りエイサー天国」(8月31日開催)は、地元青年会による熱気あふれる演舞が通り全体を包み込む伝統の祭り。観客と演者が一体となり、沖縄のリズムを体感できる一夜となる。
離島では、伊平屋村で7月19日・20日に「第37回いへやまつり」が開かれる。手つかずの自然が残る伊平屋島で、地元の芸能や伝統が披露されるほか、来訪者にも島民のあたたかなもてなしが用意されている。那覇からフェリーでアクセスできる。