長野県公式観光サイト「Go NAGANO」は、雨でも楽しめる長野県内のアートな旅を特集している。(写真は北澤美術館展示、エミール・ガレのひとよ茸)
上田市の「無言館」は、戦没画学生たちの遺作を展示・保存する美術館。終戦80年の節目にあたる今年の夏、無言館の作品群から目をそらせない。上田電鉄別所線下之郷駅からシャトルバスが出ている。
江戸時代に舟運で栄えた小布施町では、葛飾北斎ゆかりの古刹「岩松院」の天井に、北斎の大作「八方睨み鳳凰図」が描かれている。「北斎館」では季節ごとに変わる展覧会を通して、北斎の幅広い作品群を堪能できる。
小布施駅(小布施町)の駅舎にも、「八方睨み鳳凰図」のレプリカが描かれているほか、駅構内の「ながでん電車の広場」には、かつて特急列車として走っていた2000系D編成が展示されている。赤とベージュのリンゴカラーの車両は、ノスタルジックな雰囲気が漂い、鉄道ファンや子ども連れの家族に人気だ。
諏訪市の諏訪湖畔に位置する「北澤美術館」では、アール・ヌーヴォーのガラス工芸家エミール・ガレの作品をはじめ、ドーム兄弟やルネ・ラリックなど世界屈指のガラスコレクションを見学できる。