日本人に人気のディスティネーションである韓国への観光客をさらに拡大しようという日韓共同の施策が発表された。一般社団法人日本旅行業協会(JATA)アウトバウンド促進協議会(JOTC)・東アジア部会韓国ワーキンググループ(座長:日本旅行ツーリズム事業本部海外旅行推進部長 本多寿彦)と韓国観光公社が共同展開すしている具体策だ。韓国観光公社の金 観美(キム ガンミ)日本地域センター長兼東京支社長らの関係者が披露した。(写真は左:金 観美氏 右:本多 寿彦氏)
まず、2025年の訪韓日本人旅行者数は24年比10%増の364万人を目標に掲げたうえで、これまでの韓国旅行を牽引してきた20-30代の女性をさらなるリピーターとして迎える。それに加え、ファミリー層や教育旅行、企業の報奨旅行といった団体旅行を新規ターゲットにする。23,24年の2か年にわたり、男性をターゲットに据えていた施策も継続する。
日本の女性たちが惹かれる韓国の観光の魅力は、Kポップや韓流ドラマの舞台巡りやファッションやKビューティー、韓国コスメだ。ただ、韓国料理は男女とも日本人には人気。カフェ横丁といわれるカフェが集まっている地域で“まったり”するカフェ巡りも男女を問わず楽しめると強調した。
男性向け12の観光テーマを紹介、実弾射撃体験も
男性向けの観光コンテンツも豊富.『MEN's TRIP! in KOREA2025』と題するガイドブックを発行して、12のテーマ別に楽しみ方を紹介している。初めての観光旅行といった基本的な案内から、グルメ、歴史、メンズコスメなどのほか、北朝鮮と緊張関係がある韓国ならではの施設での体験も取り上げている。ミリタリーパークやチェジュ(済州)実弾射撃場だ。10種類以上の拳銃の射撃体験ができる。
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