――こんにちは、東京山側DMC みちくさの達人サクちゃんです。
今回は 東京・秋川渓谷にて“盛夏限定”のリバーリング体験をご紹介します。川に身を預ける爽快感に加え、流域を守るリバークリーンナップにも参加体験もできる――遊んで、整って、守る を一日で味わえる特別なプログラムです。
目次
- 天然クーラーを求めて秋川渓谷へ
- 清流がくれる“氷水級アイスバス”
- “冷水ショック”で自律神経がどう変わる?
- 探究しながら遡り、身一つで下る 1 km のリバージャーニー
- 川下りの意義 ─ 人生を疑似体験する時間の川
- 連日実施中!リバーリングリピーター続出中
- +αで涼む・遊ぶ寄り道スポット
- すべてを一日で味わうなら ─ 秋川渓谷リバートレッキングのご案内
- みちくさFeelogとは!?
1|天然クーラーを求めて秋川渓谷へ
秋川渓谷は武蔵五日市駅から歩いて行ける“東京最後の清流”。駅舎を出て数分で「ここは本当に東京都なのか⁉︎」と驚くほどの深い緑が迎えてくれます。真夏でも水温は 20 ℃以下。そっと手を浸けるだけで汗が引き、都会の熱気が遠ざかるのを実感できるでしょう。
とはいえ――盛夏に訪れるなら、清流との“接触面積”をもっと広げてほしい。膝から腰、そして全身を流れに預けると涼やかさは“体感”から“体験”へシフトします。加えて 江戸〜明治期に江戸東京を支えたエネルギー供給地・五日市 の歴史を感じる街並みが背中を押し、清流遊びがただの避暑を超えた“季節限定の冒険”になります。

2|清流がくれる“氷水級アイスバス”
秋川の水温は盛夏でも 20 ℃以下。石舟橋で足を浸すだけで皮膚温が下がり呼吸が深くなります。ゼロ・エミッションの天然冷却装置です。
一方、エアコンで快適な室温に閉じこもり続けると、自律神経の温度調節機能は衰えがち。外へ出た途端、猛暑に耐えられず体調を崩すリスクが高まります。清流に身を預けて皮膚→末梢血管→脳へ冷刺激を送り込むことで、本来備わる“冷却・加温スイッチ”を再起動。暑さに負けない身体づくりへの第一歩です。
3|“冷水ショック”で自律神経がどう変わる?
冷水へドボン――瞬時に交感神経が優位となり“アドレナリン・スパイク”。心拍・血圧・呼吸が跳ね上がり、視界がクリアに。
河原で再加温される過程では副交感神経が優位に転じ、深いリラクゼーションが訪れます。わずか10〜15分で“緊張→弛緩”を往復できる交代浴効果はサウナ+水風呂に匹敵。しかも自然エネルギーのみで実現できるのが夏の秋川渓谷です。
4|探究しながら遡り、身一つで下る 1 km のリバージャーニー
リバートレッキング(リバーリング)は〈歩いて探り〉+〈流れて帰る〉の二部構成。
行き〈遡行〉
- 水際を歩き、蛇行する流れ・切り立った岩肌・特殊な植物の形態について「どうしてこうなった?」と観察しながら“違いがわかる”センスを鍛える。
- ガイドは答えを言わずヒントを提示。“自分の五感”で推理する探究学習スタイルです。
帰り〈ダウンリバー〉
- ライフジャケット&ヘルメットで全身を流れに任せる瞬間のドキドキ。
- 流速を読み足で舵を取ると恐怖は爽快感へ一変。泳げなくても**“足前・尻下・手は外”**の姿勢を守れば誰でも安全に“川と友達”になれます。

5|川下りの意義 ─ 人生を疑似体験する時間の川
川は怖い――そう思う人ほど、一度本物の流れを味わう価値があります。正しい装備と姿勢が恐怖をワクワクに変える――それを体で学ぶのがリバーリング。
- 恐怖が達成感へ転換する瞬間
- 足を取られる不安→浮力の安心感→「水と仲良くなれた!」という喜び。
- “座学100回よりリアル1回”の安全教育
- 水圧・浮力・水温を体で覚えることで、座学の知識が“自分事”に。
- 成長ステージとしての川
- 幼稚園児が数時間で流れを読み、10年来のファミリーは高校・大学生になり新人をリード。
- 人を育てるフィールドとしての川の力を、世代を超えて実感します。
- “流される練習”は大人のライフスキル
- 逆らえない急流では、**「いったん川に任せる」**という決断が不可欠。
流れが緩むまで焦らず待ち、チャンスが来たら舵を取り直す──激動の時代を生きるヒントが詰まっています。

▼ リバークリーンナップで“守る冒険”も
アクティビティをしながら実施するリバークリーンナップ。上流から流れ着いたゴミを拾い、秋川の清流を次世代へ手渡す一員になります。
- 自然の摂理と環境保護を体験的に学べる。
- ゴミ袋がいっぱいになる達成感と、地域社会に貢献する喜びを味わえる。
川を遊び、守り、学ぶ――秋川で過ごす一日は知識だけでなく心の充実感をもたらします。ご家族や友人と一緒に、清流アドベンチャーと環境活動をぜひ楽しんでください。

6|連日実施中!リバーリングリピーター続出中
- 小学生の親子連れ
- 友人同士で参加するママ
- 都心から単独参加の社会人
- 幼稚園デビューから10年以上通うファミリー
川が苦手だったキッズや大人も終了時には「もっと流れに乗りたい!」と目を輝かせ、青い河童(=私)の指導にも熱が入ります。「人生観が変わった」「次は友だちも連れて来たい」――そんな声が続出中。

7|+αで涼む・遊ぶ寄り道スポット
- blan.co(ブランコ):鎌倉の GELATERIA SANTi とコラボした 甘茶ソフトクリーム。クラフトビールは奥多摩の VERTERE 製。
- フレア五日市:駅前の多目的休憩施設。冷房の効いた室内は、川上がりのクールダウンに最適。雨天時の待ち合わせや着替えにも便利です。
- 深沢渓自然人村:サウナ&滝で“天然交代浴”。日帰りBBQやテント、コテージ泊も可能。
- 大岳鍾乳洞、三ッ合鍾乳洞:洞内は年間通して10 ℃台の地底探検。
8|すべてを一日で味わうなら ─ 秋川渓谷リバートレッキングのご案内
天然クーラーで体を冷やし、自律神経を鍛え、川に抱かれる安心感と人生の舵取り力を同時に。エアコンに飽きたら秋川へ――流れに乗る楽しさが待っています。

雰囲気は 東京山側TV (川下りはしていません)→ https://youtu.be/jRKeJhT79hY
▼ 詳細・予約はこちら(aini)『リバートレッキング&リバークリーンナップin秋川渓谷』
https://helloaini.com/travels/52259?prcd=vWj80
9|みちくさFeelogとは⁉︎
「みちくさFeelog」 は、“みちくさの達人サクちゃん”が五感で感じた〈地域のリアル〉をログ化し、「次は自分も現地で Feel(みちくさ) しよう!」と背中を押す連載シリーズです。

みちくさの達人サクちゃんの探究学習プログラム
https://harunoshizen-swzevj3.gamma.site/
寄稿者 みちくさの達人サクちゃん 東京山側DMC/CSD(Chief Story Designer)