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「食のストーリー」伝えたい、ホテルコンチネンタル府中、東京メンマで新メニュー

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ホテルコンチネンタル府中(東京都府中市)は、自社スタッフが竹の収穫から仕上げまで一貫して手がけたオリジナル食材、「東京メンマ」を用いた新メニューを提供している。館内の3つの直営レストランで、和・洋・中の特色を活かしたコース料理とアラカルトメニューに使用している。

「東京メンマ」は、千葉県市原市にある自社工場で製造されるホテルオリジナルの食材。原料となる竹は、同社スタッフが千葉県安房地域の山中で毎年4月上旬から5月中旬にかけて収穫する。メンマに適した1.5~2メートルの若竹を選び、1本約10キロの竹を急斜面で手作業で刈り取る。

収穫された竹はその日のうちに工場に運ばれ、皮を剥いだうえで大釜で茹で、1か月以上かけて塩蔵・発酵を施す。最後に乾燥と塩まぶしの工程を経て「塩メンマ」として完成する。今年は約2トンの生産を予定している。

同ホテルは、青森県に自社直営の「東北牧場」を所有しており、そこで生産された無農薬野菜や山菜、ブランド卵などと合わせて、館内の料理に活用している。今回の東京メンマもそうした自社食材の一環で、食材の生産から調理・提供までを一貫して行っている。

東京メンマを使った料理

コース料理は、東京メンマとハマグリを合わせた吸い物や、ホタテとのミルフィーユ仕立て、フォアグラ入り鶏肉とのバロティーヌなど。価格は8,000円で、レストランコルト(洋食)、中国料理フィリー、バイキングレストラン東北牧場の3店舗で予約を受け付けている。

アラカルトメニューには、メンマとパンチェッタのペペロンチーノや、メンマ入り麻婆豆腐、炊き込みご飯や天ぷら、がんもどきの蟹あんかけなどがある。

ホテルでは、東京メンマを通じて「食のストーリー」を伝える取り組みを強化している。地域の自然や食材とのつながりを感じながら料理を楽しんでもらいたい

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