JR西日本山陰支社と日本旅行は、小泉八雲とその妻セツのゆかりの地を巡る特別観光列車「あめつち」を、9月6日に鳥取駅から出雲市駅間で運転する。小泉八雲の曾孫で民俗学者の小泉凡氏が鳥取駅から出雲市駅まで列車に同乗し、車窓からの風景とともに、八雲夫妻のエピソードを車内で案内する。
観光列車「あめつち」は、山陰地方の自然や文化、歴史を紹介する特別車両で、特別運行では小泉凡氏による語りと「怪談」を放送する。
鳥取駅から米子駅にかけては、八雲とセツが新婚旅行で訪れた地の思い出や、妻セツが語った「鳥取の布団」、大山町で感動した「いさい踊り」などが語られる。米子駅から出雲市駅までの区間では、日本旅行が販売する旅行商品として運行し、食事を楽しみながら八雲夫妻のエピソードを楽しむことができる。
乗車券・指定席グリーン券は、鳥取→米子間および出雲市→米子間については、JRの「みどりの窓口」や「みどりの券売機」、インターネット予約「e5489」で8月6日10時から発売される。
米子→出雲市間の下り列車は、日本旅行創業120周年を記念した特別ツアー商品として7月17日、ウェブ限定で発売した。発着地は新大阪・新神戸・岡山で、1泊2日コースと日帰りコースの2種類を用意。宿泊は松江市内または玉造温泉の宿から選べる。