2025年7月21日、高尾山の澄んだ空気の中で心身をリフレッシュする高尾山ハイキング例会を終えた私たちは、次に高尾山の自然を未来へつなぐ大切な活動、「高尾山リバークリーンナップ」へと歩を進めました。この活動は、株式会社東京山側DMCが掲げる「地域資源の最大化と豊かな社会創造」、そして「地域社会の課題解決や地域創生」を促進するウェルネス事業の一環として実施され、単なるゴミ拾いにとどまらない深い意義を持つ体験となりました。
心と体が整った後に続く、自然への感謝と貢献
ウェルネスハイキングで高尾山の自然の恵みを存分に感じた後だからこそ、その美しい環境を守ることの重要性をより一層深く認識できました。参加者の一人は、「ハイキングの後に清掃活動にも参加することで、自然の尊さを改めて実感しました。美しい環境を歩き、その環境を自らの手で守るという一連の流れがとても意義深く、心に残る体験になりました」と語り、活動の一貫性と満足感を表現しました。

高尾599ミュージアム近くの芝生広場に集合し、各自ゴミ袋、トングを受け取り活動開始。川沿いをゆっくりと散策しながら、自然の中に紛れ込んだゴミを拾い集めます。この活動は、SDGs目標14「海の豊かさを守ろう」にも繋がります。なぜ川の上流で海のことを考えるのか? その答えは、「海のゴミの8割は、川を経由して街から来ている」という事実にあるからです。つまり、高尾山の川をきれいにすることは、はるか下流の海を守ることにも直結しているのです。


地域住民としての意識と、観光地を守る連携の力
参加者からは、地域への深い思いも聞かれました。ある参加者は、今回の観光地でのゴミ拾いについて「自分が住むところを常に綺麗にしておくというのは、住民として地域活性化の一丁目一番地だと考えています。この西多摩地域全体にこの活動を広げていきたい」と語り、地域に根差した活動の重要性を強調しました。

また、観光地でのクリーンナップは初めてという参加者もおり、その経験は非常に貴重なものだったようです。「観光地でのゴミ拾いは初めてで、非常に貴重な経験でした。観光地の割にはゴミが少ないという印象を受け、観光客だけでなく、この地域の人たちや管理人の方々が気配りしてくださっているのだろうと感謝の気持ちを持ちました」という言葉からは、高尾山の美しい環境が、多くの人々の努力によって守られていることへの感謝と気づきが感じられました。
「東京山側」の未来へ繋ぐ活動
今回のリバークリーンナップは、参加者が地域との繋がりを感じ、高尾山の自然環境保全の重要性を肌で感じる貴重な機会となりました。株式会社東京山側DMCは、「地域資源の最大化と豊かな社会創造」というミッションのもと、このような自然を活用したプログラム開発を通じて、地域社会の課題解決や地域創生を促進しています。
ウェルネスハイキングで得た心身の再生と、その後のクリーンナップ活動で感じた地域への貢献と感謝の気持ち。これら一連の体験は、高尾山が単なる観光地ではなく、健康、環境保護、地域社会の活性化が一体となった、新たな価値を生み出す場所であることを示しています。今後も、このような活動を通じて「東京山側エリア」の魅力がさらに高まり、豊かな社会創造に繋がっていくことを期待させます。