こんにちは、みちくさの達人・サクちゃんです。
この夏、あなたを都心から日帰りで体験できる「秘境の滝」にご案内します。
でも、それはただ涼みに行くためじゃありません。
滝に“打たれる”ことと、滝が“できあがる”までの物語には、実は人間の本能と、地球の歴史がぎゅっと詰まっているからです。
私たちは、滝の中で「今を生きている」ことを思い出し、
滝の足元の地層から「過去の地球」に触れ、
そこに吹く風の流れや水のにおいから、「未来の感覚」を取り戻していきます。
■ 滝に打たれるって、どういうこと?
滝の水に打たれる。
それは、身体の外にある「自然」という存在と、自分という存在が、直にぶつかり合う体験です。
秋川渓谷の更に支流が流れる森を抜け、沢を渡ってたどり着くこの滝は、地図には載っていませんが、実は誰でも気軽にアクセスできる場所にあります。
それでも初めて訪れる人々にとっては長い道のりに感じるかもしれません。だからこそ、たどり着いたときの感動はひとしお。そして、水に触れると……驚くほど冷たい。
その冷たさは、脳に「これは命の危機かもしれない」と錯覚させるレベル。
実は、これこそが“本能のスイッチ”を押す瞬間なのです。
私たちの体には、暑さに反応して汗をかき、寒さに反応して震える、という体温調節機能=恒常性(ホメオスタシス)があります。
しかしエアコンで外気を快適に調整できる便利な暮らしに慣れた現代人の多くは、この機能を使わずに日々を過ごしています。
その結果、夏にバテやすくなったり、ちょっとの寒暖差で体調を崩したりしてしまう。
滝に打たれるという行為は、この鈍った本能を、身体ごと揺さぶって目覚めさせる行為です。
冷たい水圧で皮膚が刺激され、自律神経が瞬間的に活性化し、心拍数が上がり、呼吸が早くなる。
「整う」という言葉が一時期ブームになりましたが、それは本来、自然の中で起こるもの。
この滝の水は、サウナの水風呂とはまた別次元の“命の水”なのです。
でも、子どもたちは難しいことなんて知りません。
「キャー冷たい!」「気持ちいい!」と笑ってる。
──それでいいんです。
彼らは、本能をちゃんと“遊び”の中で働かせている。
むしろ私たち大人の方が、この“本能で生きること”を忘れてしまっているのかもしれません。

■ 滝はどうやってできるのか?
では、この滝そのものは、どうしてここにあるのでしょう?
その謎に迫る旅が、実はこのプログラムのもう一つのメインテーマです。
滝というのは、ただ水が流れ落ちている場所ではありません。
そこには、“地層”という名の地球の履歴書が隠れています。
今回ご案内する秋川渓谷の地層は、ジュラ紀(約1億5千万年前)と白亜紀(約1億年前)の異なる地質が隣り合っている、とても珍しい場所。
その間には“断層”が走っていて、日本列島が絶えず動いてきた証がそこに刻まれています。
本来水平に積もるはずの地層が、垂直に立ち上がり、ぐにゃりと曲がっている。
地球が呼吸するように動き続けた痕跡が、そこにはあります。
そうしていつしか、岩の性質や硬さの違いが、水の流れにちいさな変化をもたらし、
その先に“落差”を生じさせました。
水と岩と時間が交差する地点。
その絶妙なバランスが、たまたま“いまここに滝がある”という風景を生み出した──
そんなふうに想像すると、ただ流れ落ちる水音さえ、どこか語りかけてくるように感じられるはずです。
大事なのは、「なぜここに滝があるのか?」という問いを、
自分の目で、肌で、感覚で探ること。
このプログラムでは、私が一方的に解説することはあまりありません。
一緒に歩いて、触って、嗅いで、考える。
あなた自身の“気づく力”を取り戻してもらう──それが私の役目です。

■ すべては、“感覚知”を取り戻すために
このプログラムの本質は、「滝に打たれること」と「滝のでき方を感覚的に捉えること」。
この2つの体験を通じて、私たちは自然の中で“自分のセンサー”を再起動させていきます。
「なんか変だな」「これ、前と違うな」
そんな“あやふやな違和感”を感じる力こそ、人間が自然界を生き抜くために必要なセンサーでした。
それは評価しにくい。数値化もしづらい。だから、現代教育の中ではあまり重視されてこなかった。
でも、本当に必要なのは、“誰かの正解”を覚えることではなく、
“自分の違和感”に耳を澄ませること。
たとえば、
・コケの生え方で湿度を読む
・植物の香りから抗菌作用を感じ取る
・沢の岩肌の色の違いから、水位や光の入り方を想像する
・けもの道の入り方から、動物の動線を予測する
こうした気づきが重なって、危機管理能力にも、自然観察眼にもつながっていきます。
それは、まさに“感覚知”という名の、生きる力です。

■ 最後に──あなたの“野生”が目を覚ます時間
この半日は、遊びであり、探検であり、そしてあなたの中の「野生」と「本能」を目覚めさせる時間です。
滝に打たれ、心をリセットし、
地層を眺め、地球の息吹を感じる。
自然という名の教室は、誰にも予想できない問いを投げかけてきます。
そしてその答えは、いつだって“あなたの中”にしかありません。
みちくさ探検隊がご案内するこの旅は、
親子で、自分で、生きる力を再確認するための、自然からのギフト。
ぜひ一緒に、滝へ行きましょう。
あなたの中の“灯火”が、きっとまた静かに、でも力強く輝きはじめるはずです。
森で、沢で、滝の前で──お会いできるのを楽しみにしています。
サクちゃんが、全力でご案内します!

「大自然の渓谷が探求と冒険のフィールド!夏の滝遊び体験」
遊んで、学んで、感じる。
そのすべてが「生きる力」に変わる、特別な半日をご一緒に。
🌿詳細・申込はこちら:
https://www.gifte.jp/701BV000000A9mF?
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