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ようこそ写真俳句の世界へ連載⑬ 信号の赤き色冴え秋に入る

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季節の変わり目は、音もなく、しかし確かに訪れます。この句は、街角で何気なく立ち止まり、ふと見上げた信号の赤が驚くほど澄んで見えた瞬間の感覚を詠んだものです。夏の間は、熱気に輪郭をぼやかされていた色や光が、秋の気配とともに静かに、しかし確かに冴えわたって来ます。風が変わり、空気が変わり、同じ街の風景がどこか凛として映ります。その変化を雄弁に語ってくれたのが、日常に灯る小さな赤でした。秋のはじまりをそんなささやかな変化から感じました。

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