新潟県旅館ホテル組合(柳一成理事長)は11月13日、大阪市内のチャペルを会場に「『にいがたお宿のガストロノミー2025』宿泊商品発表&試食会in関西」を開いた。会場では「Ryokan浦島」のフレンチレストラン「ラ・プラージュ」の須藤良隆シェフと、「あてま高原リゾート ベルナティオ」の三橋正俊総料理長が、参加したマスコミ関係者らに特別料理を振る舞い、お宿のガストロノミーの魅力をPRした。
同組合では、新潟県内の各宿が、それぞれ地域特有の食文化や食にまつわる歴史・ストーリーを紹介する「にいがたお宿のガストロノミー(にいがた朝ごはん・にいがた地酒の宿・お宿の晩ご飯)」事業に取り組んでいる。2022年度には、新潟県の「観光立県推進行動計画」重点方針であるガストロノミー(美食旅)に基づき、新潟県内の飲食店や宿泊施設・酒や土産品などを発掘し表彰する「ガストロノミーアワード」において、30軒の宿が受賞するなど、年々、その活動の幅を広げてきた。
柳理事長は、お宿のガストロノミーについて「単に料理のおいしさを追求するだけでなく、地域の風土・歴史・文化を料理で表現し、地域社会とつながり共に歩んでいく取り組み」と説明したうえで、「新潟は古くから大地と雪の恵みを受けてきた土地であり、雪国特有の厳しさは発酵や保存文化を育み、清らかな雪解け水は米、酒、山海の幸とすべてを豊かにしてくれる。今回は、この大地と雪の恩恵を食と酒で具現化させていただいたので、ぜひ存分に味わってほしい」と述べた。

試食会では、須藤シェフと三橋総料理長が手掛けた佐渡産の天然アワビや佐渡牛などの地元食材をふんだんに使った料理を、地酒や地元産ワインと一緒に味わう特別ペアリングコースが提供されたほか、魚沼産コシヒカリをはじめ、黒バイ貝の旨煮(鵜の浜温泉)、栃尾の油揚げ(長岡市栃尾)、鮭の酒びたし(村上市瀬波温泉)といったお宿のガストロノミーのメニューも用意され、参加者たちは新潟県の多彩な食文化を存分に堪能した。
このほか、会場では、世界遺産「佐渡島の金山」登録1周年を記念し、佐渡観光交流機構の佐藤達也事務局長が佐渡でしか味わえない体験メニュー「サドベンチャー」を、佐渡の蔵元である尾畑酒造の尾畑留美子専務が廃校を活用した「学校蔵プロジェクト」と、それぞれの取り組みや魅力を紹介した。
さらに、今年3月に神戸便が就航したトキエアの和田直希社長が「地域と地域をつなぎ、まちを良くしていきたい」と同社の想いや今後の展望などを語った。
情報提供 旅行新聞新社(https://www.ryoko-net.co.jp/?p=159145)