鳥取県は11月20日、豊漁が続く松葉ガニを、大阪市浪速区の通天閣に祀られる幸福の神「ビリケンさん」に奉納した。併せて通天閣観光(高井隆光社長)が企業版ふるさと納税を活用して4年連続で県に寄付したことへの感謝状を贈呈した。
ビリケン像が鎮座する展望台で開いた式典で、県の平井伸治知事は「敬愛するビリケンさんに松葉ガニを奉納することになった。通天閣観光様からは企業版ふるさと納税もたまわり、そのお礼も申し上げたい。山陰を発信する大阪の拠点として支援をいただいている」と謝意を述べ、「大阪の皆様にはぜひ山陰に足を運んでいただきたい。山陰でお待ちしております。ウェルカニー!」と呼び掛けた。
高井社長は「通天閣と鳥取県は新世界・通天閣100周年の2011年ごろからのお付き合い。通天閣を訪れる国内外のお客様がここをきっかけに鳥取へ向かう流れをさらに作りたい。アフター万博で大阪・関西が盛り上がるなか、鳥取県とともに活性化に取り組んでいきたい」と応じ、連携強化への意欲を示した。
通天閣館内には県の観光パンフレットなどを設置する常設コーナーがあるほか、鳥取二十世紀梨など特産品をビリケンさんに奉納する取り組みも続けており、両者は特産品のPRや観光誘客の促進で協力を続けている。
情報提供:旅行新聞新社(https://www.ryoko-net.co.jp/?p=159154)