JAL、北海道中富良野町、不動産・ホテル業の日動(札幌市)3者は、北海道中富良野町の北星山森林公園エリアに「JALオーベルジュ富良野」を2026年冬に開業すると発表した。
JALが手がけるオーベルジュ事業は初めてで、地域資源とJALブランドを組み合わせ、新たな食と宿泊の体験価値を提供する。
事業はJALと中富良野町が締結した連携協定を基盤として進められるもので、季節変動が大きい北海道で、通年での人流創出を目指す。オーベルジュは「食」と「宿泊」を一体化した滞在型観光モデルで、地域の活性化や雇用創出、次世代の人材育成にもつなげる。
施設は客室10室すべてが50平方メートル以上の広さで、ミニキッチンを備える。レストランはミシュラン一つ星店「Le Musée」の石井誠シェフが監修し、富良野市出身の谷章太郎シェフが地元食材を生かした料理を提供する。
JALは自社の全国ネットワークを活用した販売支援を行い、運営は地域密着型の日動が担う。将来的には、道内他地域での「JALオーベルジュ」展開も視野に入れている。