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飛鳥Ⅲがグランプリに輝く、「クルーズ・オブ・ザ・イヤー2025」発表

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日本外航客船協会は、「クルーズ・オブ・ザ・イヤー2025」の選考結果を発表し、グランプリには郵船クルーズの「飛鳥Ⅲ Debut Cruise シリーズ」が選ばれた。日本籍クルーズ船として27年ぶりの新造船デビューが注目を集め、地域連携や話題性が高く評価された。

 「飛鳥Ⅲ」は7月にデビューし、横浜・神戸・博多を発着とする8本のデビュークルーズを実施。日本籍新造船として27年ぶりの就航となり、船内では日本美術や伝統工芸を展示するほか、客室で地域特産を紹介する「飛鳥Ⅲ meets 47都道府県」プロジェクトを展開した。地域活性化への寄与や情報発信の効果が高く評価された。

 優秀賞には4件が選出された。MSCクルーズジャパンと阪急交通社による「MSCベリッシマ 那覇発着クルーズ」は、外国船による定点運航の定着と沖縄経済への波及効果が評価された。ベストワンドットコムの「金沢発着チャータークルーズ」は、能登半島地震後の復興支援の意義と、旅行会社自らのチャレンジが注目された。河北新報トラベルの「にっぽん丸 東北発着クルーズ」は、東北市場の育成に寄与した点が評価され、阪急交通社の「カーボベルデとカナリア諸島・南米への冒険22日間」は、ユニークな航路設定と高い集客力が受賞につながった。

 特別賞には3件が選ばれた。クルーズプラネットの「クルーズフェスティバル東京」は、体験型イベントとしてクルーズ普及に貢献した点が評価された。清水港客船誘致委員会は、35年にわたる官民連携による誘致活動の成果が認められた。さらに、郵船クルーズと静岡県関係団体による松崎港での「飛鳥Ⅱ歓迎イベント」は、地域住民と連携した温かなもてなしが高く評価された。

■クルーズ・オブ・ザ・イヤー2025 受賞一覧

区分受賞名企業・団体
グランプリ飛鳥Ⅲ Debut Cruise シリーズ郵船クルーズ
優秀賞MSCベリッシマ 那覇発着クルーズ(沖縄定点クルーズシリーズ)MSCクルーズジャパン/阪急交通社
優秀賞金沢発着チャータークルーズ 金沢から陽気なイタリアンクルーズ!コスタセレーナで行く 日本海ショートクルーズベストワンドットコム
優秀賞にっぽん丸 東北発着クルーズ河北新報トラベル
優秀賞大西洋に浮かぶ国カーボベルデとカナリア諸島・南米への冒険22日間阪急交通社
特別賞クルーズフェスティバル東京クルーズプラネット
特別賞清水港客船誘致委員会 官民共創で35年の足跡と未来に向けて清水港客船誘致委員会
特別賞松崎港・サマークルーズ「親子3代で楽しめる、ちょっと懐かしい日本の夏休み」郵船クルーズ/飛鳥Ⅱ歓迎イベント実行委員会・静岡県

情報提供 トラベルビジョン(https://www.travelvision.jp/news/detail/news-120069

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