台北、2025年12月13日 /PRNewswire/ -- Taiwan Design Research Institute(TDRI)によって主催され、世界各国の優れた成果を称えるアジア屈指のデザインイベント、「2025年度ゴールデンピンデザイン賞(2025 Golden Pin Design Award)」の授賞式が、12月5日に台北にて閉幕しました。本年度の「ゴールデンピンデザイン賞(Golden Pin Design Award)」および「ゴールデンピンコンセプトデザイン賞(Golden Pin Concept Design Award)」には28地域から応募があり、最終的に年間最優秀デザイン賞に22作品、年間特別賞に3作品、年間最優秀コンセプト賞に3作品が選出されました。
年間最優秀デザイン賞受賞作品には、日本から2作品が選ばれました。東京を拠点とする6D-Kは、老舗洋菓子ブランド不二家の刷新されたアイデンティティ「FUJIYA」で高く評価されました。代表者が授賞式に出席し、このような難易度の高いプロジェクトが高く評価されたことは非常に意義のあることであると述べ、今回の受賞は光栄である旨表明しました。
日本の建築設計事務所Hiroyuki Ito Architectsは、都市部の厳しい制約を受ける住宅プロジェクト「Tenjincho Place」において、精密かつ人間中心の空間設計により変革をもたらした功績が高く評価されました。受賞チームが公表した動画メッセージでは、「人とモノの関係性」を探求する姿勢をさらに強固にし、今回の国際的な評価によってさらに力を得たと述べ、この考え方を今後のプロジェクトや世界的な協働へと広げていく原動力になったと述べました。
また、日本の建築家が重要な役割を担う別の受賞プロジェクトとして、台中市の複合文化施設SANAAの「Taichung Green Museumbrary」は、図書館と美術館の機能を流れるように融合させた空間デザインが評価されており、空間デザイン部門の年間最優秀デザイン賞を受賞しました。
2014年の国際展開以降、台湾の「ゴールデンピンデザイン賞(Golden Pin Design Award)」には世界各国からの応募が増加し、海外からの応募が過半数となっています。本年は19ヶ国から参加した81名の専門家による審査が行われ、著名な日本のファッションデザイナーAkira Minagawa氏、iF DesignのCEO、Uwe Cremering氏、台湾のグラフィックデザイン界の重鎮Liu Kai氏らが参加し、広範かつ権威ある国際的視点を提供しました。
2025年度には、429のプロジェクトがゴールデンピンデザインマーク(Golden Pin Design Mark)受賞しました。このなかから90のプロジェクトが最終選考に進み、日本、台湾、ドイツ、アメリカ、ポーランドなど22の作品が年間最優秀デザイン賞に選ばれました。
全受賞作品の一覧は、www.goldenpin.org.tw にてご覧いただけます。受賞作品はすべて、台北のTaiwan Design Museumで開催中の2025年度台湾の「ゴールデンピンデザイン賞(Golden Pin Design Award)」会場にてご覧いただけます(2026年4月26日まで)。アジアのデザイン界を形作る創造性と革新性を、ぜひご体感ください。
「FUJIYA」新ビジュアルアイデンティティと「Tenjincho Place」、2025年度台湾ゴールデンピンデザイン賞に輝く