観光庁は12月12日、主要旅行業者の「旅行取扱状況速報(2025年10月分)」を発表した。主要44社・グループの総取扱額は4,021億3,757万9千円となり、前年同月比6.5%増だった。国内旅行、海外旅行、外国人旅行(インバウンド)のいずれも前年を上回った。
分野別では、国内旅行が2,386億8,337万9千円で、前年同月比4.1%増となった。海外旅行は1,343億9,779万8千円で同9.3%増、外国人旅行は290億5,640万3千円で同14.3%増と、インバウンドの伸びが最も大きかった
募集型企画旅行(パック旅行)は、国内旅行の取扱額は843億4,342万9千円とほぼ前年並みだったが、取扱人数は196万4,113人で6.6%減少した。
海外旅行は297億4,881万6千円で前年同月比19.8%増、取扱人数も7万9,450人と同20.5%増加した。
外国人旅行は取扱額が2億8,995万1千円で同21.1%増となった一方、取扱人数は1万794人で1.7%減少した。
総取扱額の上位5社は、JTBグループ(7社計)1,388億8,799万4千円(前年比6.5%増)、阪急交通社(2社計)392億5,015万1千円(12.0%増)、日本旅行(4社計)390億1,908万8千円(1.1%減)、KNT-CTホールディングス4社計)388億1,507万2千円(12.8%増)、HIS(6社計)331億5,431万2千円(7.1%増)だった。