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バス新制度で「四ツ星」42事業者、国交省が5段階評価を導入で安全を可視化

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国土交通省は12月24日、貸切バス事業者の安全対策を評価する「貸切バス事業者安全性評価認定制度」に基づき、全国42事業者を新たに最高位となる「四ツ星(★★★★)」として認定したと発表した。五段階評価制度の導入後、四ツ星認定は今回が初めてとなる。

今回の認定は、既存認定事業者の更新結果によるもので、認定日は12月23日。認定事業者の総数は1,969者に上り、内訳は四ツ星42者、三ツ星825者、二ツ星365者、一ツ星737者となった。国内の貸切バス事業者数は約3,376者(2025年度末時点)で、半数以上が何らかの認定を受けている。

三段階から五段階へ、安全評価を高度化

同制度は、貸切バス事業者の安全性確保の取り組みを「見える化」する目的で2011年度に開始された。これまで三段階評価だったが、近年の重大事故や、2024年からの運転者労働時間規制の強化などを踏まえ、2025年度から評価体系を五段階に拡充した。

新制度では、法令遵守を前提に、①安全対策の実施状況、②事故・行政処分の状況、③運輸安全マネジメントの取り組み状況を総合的に審査。100点満点中90点以上を獲得した事業者が四ツ星に認定される。今回認定された四ツ星事業者が、次回更新(2年後)で95点以上を維持すれば、最上位の「五ツ星」認定を受ける。

「SAFETY BUS」マークで利用者の判断材料に

認定事業者は、車両やホームページなどに「SAFETY BUS(セーフティバス)」マークを掲出できる。利用者や旅行会社が、安全性の高い事業者を選択しやすくする狙いだ。国交省は、制度の運用を通じて事業者の安全意識向上と、より安全な貸切バスサービスの提供につなげたい考え。

四ツ星認定事業者の一覧や制度の詳細は、日本バス協会のホームページで公表されている。

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