中小企業向けに営業・マーケティング支援を行うSCW OFFICE KANBE(東京都千代田区)は、意思決定者に届く営業設計のノウハウを体系化し、「決裁者アプローチ設計」のナレッジ発信を本格的に開始する。創業12年目を迎える2026年を節目に、展示会などのオフライン施策と、動画・LPといったオンライン施策を一体で設計する「導線設計型」の営業シナリオを、再現可能な型として公開していく。
単発施策から「導線」へ 意思決定者に届く順番づくり
AI活用の進展に伴い情報が飽和し、「問い合わせは増えても決裁者に会えない」「展示会の名刺が商談に結びつかない」といった課題が顕在化しているという。同社では、接点と順番を一連の導線として設計することを重視し、「誰に」「何を」「どの順で」「どう測る」というセールスシナリオの設計思想を、展示会からフォロー、商談化まで通底させて支援してきた。
特に展示会については、当日運用だけでなく“前後の設計”を商談化の成否を左右する要素と位置づけ、デジタル施策や必要に応じたオフライン施策を統合。小規模企業でも運用できる低コスト設計として組み上げている。
ナレッジ公開とオンラインセミナーを開催
同社は今後、「AI時代の意思決定導線」「展示会の前後設計」「デジタル×オフラインの統合導線」「ひとりマーケティング部の運用設計」「商談化しない失敗パターンの診断観点」などをテーマに、テンプレートやチェックリストとして順次公開する。既存名刺や展示会リストを活用し、過度な広告費や人員増に依存しない商談創出ノウハウも共有する。
あわせて2026年1月には、「中小企業こそ伸びる―施策の前に営業設計図」をテーマにしたオンラインセミナーを開催し、決裁者アプローチ設計の考え方を解説する。詳細・申込は特設サイトで受け付けている(https://webinar.dm-strategist.jp)。
「単発では成果が出にくい」
神部代表は「AI活用が進むほど情報量が増え、決裁者には届きにくくなっています。だからこそ重要なのは施策の追加ではなく、前後を含めたシナリオ設計。展示会もメールも動画も、単発では成果が出にくい。350件超の現場で磨いた型を体系化し、順次公開します」と話す。
事業概要
SCW OFFICE KANBE(Strategic Creative Works)は2015年創業。決裁者アプローチの営業設計支援、セールスシナリオ設計と施策実行支援、展示会支援(当日運用~フォロー導線設計)、デジタルとオフライン接点を統合した施策支援、「ひとりマーケティング部」型の低コスト運用支援などを手がける。本社所在地は東京都千代田区。
問い合わせは同社PR担当(pr@sales-cw.jp)まで。