牛の数が人口の7倍。そして、総面積の約76%が国立公園などの深い森林地帯である北海道上士幌(かみしほろ)町。十勝地方の北部に位置するこの町は、雄大な自然と先進的なスマートタウン施策が共存する、非常にユニークな場所です。
私が初めて上士幌町を訪れたのは、地域ブランディングアドバイザーとして同町に就任したことがきっかけでした。今回は、実際に現地を歩いて感じた上士幌町の魅力をご紹介します。
羽田から「とかち帯広空港」へ
東京(羽田)から「とかち帯広空港」までは飛行機で約90分。そこから車を80分ほど走らせると、上士幌町に到着します。
温泉を引くすべての宿が源泉かけ流しの「ぬかびら源泉郷」や、公共牧場では日本一の広さを誇る「ナイタイ高原牧場」、北海道遺産にも選出された旧国鉄士幌線のコンクリートアーチ橋梁群など、観光スポットが多い上士幌町。とても楽しみです!
上士幌町役場の方と合流し、まずはオススメの「ドリームドルチェ」さんへ。搾乳後24時間以内の生乳を利用したフレッシュなアイスは、まさに牧場直営ならではの味です!ジェラート3点盛りがお得で美味しい!

壮大な景色が広がる移住体験施設を視察
続いて、上士幌町の移住体験施設を視察。上士幌町では、移住希望者が町内の施設に1週間から1か月程度滞在し、生活体験をする「生活体験モニター事業」を実施しています。
実際に移住体験ができるという施設を見せていただきましたが、窓の外には遮るもののない、北海道らしいパノラマの絶景が広がっていました。

夜は、2021年7月に上士幌町中心部でオープンしたビジネスホテル「カミシホロホテル」に宿泊。洗練されたデザインはもちろん、ダイソンのドライヤーを完備するなど、細やかなホスピタリティが光ります。
ユニークなのは朝食のスタイル。朝食は各部屋に支給され、あたたかいスープと地元のパンや牛乳、新鮮なサラダなど、プライベートな空間でゆったりと町の恵みを味わうことができます。

道の駅で上士幌のお土産を購入
2日目は上士幌町にあるシェアオフィス「かみしほろシェアOFFICE」を訪問しました。事前予約が必要ですが、スポット利用も可能で、ワーケーション拠点としても最適です。
特筆すべきは、上士幌の街並みを一望できる展望スペース。仕事の合間にふと目を上げれば、四季折々の景色が目に入り、思考がリフレッシュされるのを感じました。
最後は「道の駅かみしほろ」でお土産探し。 役場の方イチオシの「上士幌ミルクショコラクッキー」は、しっとりとしたソフトな食感が絶品。

また、上士幌産ニンニクを贅沢に使った「上士幌フライ専科(ソース)」は、どんなフライ料理にもマッチする万能な一品で、自宅用にも欠かせません!

上士幌町らしさ、をどう発信していくか
仕事をきっかけに上士幌町と出会いましたが、すでに大好きな町になりました。
実際に訪問し、町の皆様から「上士幌町らしさを再発見し、町民の方にも町外の方にも誇りを持ってもらえる発信をしたい」という強い思いを伺い、私自身もこの街に貢献したいという思いがさらに強くなりました。

現地にて竹中貢町長とお互いの取り組みを熱く意見交換させていただき、 第45号上士幌町SDGsアンバサダーにも認定いただきました。
上士幌町は早期からふるさと納税制度を活用し、幅広い子育て支援、自動運転バスの定期運行、ドローン宅配、町全体で推進する脱炭素の取り組みなど、挑戦を恐れずに先進的な取り組みを行ってきた町です。その結果、2024年には「消滅可能性自治体」から脱却しました。このような様々な取り組みや、豊富な特産品・観光スポットなどは注目されていますが、一方で、それらが「上士幌町」という一つのイメージやブランドとして結びつきにくい、という課題も抱えています。
今後は上士幌町の地域ブランディングアドバイザーとして、皆さんの思いに寄り添いながら、外部の視点だからこそできる提案と、地域の方々と共に進めるプロセスを大切にして、価値づくりに向き合っていきます。
これからの取り組みをお楽しみに!
▼詳しくはこちら
https://newscast.jp/news/7395343
寄稿者 荻野孝史(おぎの・たかし)㈱Grass Family. 代表取締役兼CEO