JTBとアソビシステムは、日本発の“KAWAII”カルチャーを軸に訪日外国人向け体験価値を創出する合弁会社「アソビJTB」を設立する。ポップカルチャーと地域資源を融合させ、コンテンツツーリズムの活性化と地域分散型インバウンドの推進を狙う。
新会社アソビJTBは、日本のポップカルチャー、とりわけ“KAWAII”を起点に、自治体や地域事業者、企業と共創しながら新たな地域IPや体験型コンテンツを生み出すことを目的とする。インバウンド市場の回復が進む一方、都市部への集中や地域消費の限定化といった課題が顕在化する中、量から質への転換を掲げるJTBの観光戦略と、アソビシステムの持つクリエイティブ力を掛け合わせ、持続可能な観光モデルの構築を目指す。
事業は、飲食、地域イベント、共創型観光開発の三つを軸に展開する。象徴的な取り組みとして、「KAWAII MONSTER CAFE」のIPを活用した飲食・空間演出の再展開を進めるほか、全国各地で巡回型の“KAWAII”イベントを企画し、SNSを通じた海外発信を強化する。また、自治体やDMOと連携し、地域文化を再編集した体験造成や新たな観光価値の創出にも取り組む。
クリエイティブ面では、日本の“KAWAII”カルチャーを世界に発信してきたアーティストの増田セバスチャン氏がChief Kawaii Officerに就任し、新会社の象徴的な価値づくりを担う。JTBが持つ訪日客の行動データや送客ノウハウと、アソビシステムのファンダム形成力を融合させることで、来訪動機の創出から地域消費の拡大までを一体で設計する考えだ。
情報提供 トラベルビジョン(https://www.travelvision.jp/)