楽天グループが運営する旅行予約サービス「楽天トラベル」は1月29日、「楽天トラベル 2025年 人気上昇温泉地ランキング」を発表した。2025年の延べ宿泊者数を前年同期比で比較した結果、最も伸び率が高かった温泉地は山形県の天童温泉となり、前年比約1.7倍と大きく伸長した。
1位となった天童温泉では、特に子ども連れの宿泊者数が前年比約3倍と大幅に増加し、全体の成長をけん引した。2024年冬に開業した家族向けオールインクルーシブ施設「アンダの森 山形天童店」をはじめ、子ども連れでも安心して滞在できる宿泊施設が増えていることが背景にある。将棋型の足湯を備える「道の駅 天童温泉」や果物狩り体験など、家族旅行向けの観光コンテンツが充実している点も支持を集めた。交通利便性の高さから、蔵王温泉や銀山温泉といった周辺の人気温泉地と周遊しやすい点も、需要拡大につながっている。
2位には千葉県の館山温泉がランクインした。年間の延べ宿泊者数は前年比1.2倍以上となり、特に夏季の伸びが顕著だった。太平洋を望む温泉施設や新鮮な魚介料理に加え、温暖な気候を生かした海水浴やマリンスポーツなど、通年型リゾートとしての魅力が評価された。
3位は石川県の山中温泉。開湯1300年の歴史を持つ温泉地で、鶴仙渓の渓谷美や伝統工芸、芸妓文化など多彩な魅力を有する。新たな宿泊施設の開業により、ビュッフェ形式の食事や館内アクティビティを楽しめる点が注目され、特に子ども連れ利用が伸びを見せた。
4位は大分県の別府温泉。多様な泉質を誇る全国有数の温泉地で、人気宿泊施設のリブランドや新館開業が相次いでいる。年間を通じた集客力の高さから、「楽天トラベル 2025年 年間人気温泉地ランキング」でも全国2位となっている。
5位には佐賀県の武雄温泉が入った。朱塗りの武雄温泉楼門を象徴とする温泉街に加え、西九州新幹線の開業によるアクセス向上や、アニメ映画の舞台としての注目が宿泊需要を押し上げた。
楽天トラベルでは、今後も旅行者の動向を分析し、旅行先選びの参考となる情報発信を通じて、国内観光需要の喚起に貢献していくとしている。