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「小さな盆栽づくり」で機運醸成 池袋で広がった埼玉・川口の盆栽文化、次は訪日体験の誘客狙う

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1月24日、25日の2日間、池袋駅構内「AZLM」にて開催された体験型ワークショップ「川口・盆栽の名園発、本物を学ぶ『小さな盆栽づくり』ワークショップ」が盛況のうちに終了した。主催は「BON-景|静と動 × BONSAI-Art(はちす葉 BONSAI-Art)」で、川口市安行地域の盆栽文化を都市部で体感できる入門型プログラムとして実施された。

ワークショップの様子

予約満席に加え当日参加も、2日間で34人が体験

2日間で計34人が参加。当初予約に加え、当日の飛び込み参加も見られるなど関心の高さがうかがえた。参加者からは「一度やってみたかった」「思ったより奥深い」「自宅でも育ててみたい」といった声が寄せられ、盆栽が“鑑賞するもの”から“自ら育てる文化”へと意識が広がる機会となった。

また会場には、川口市内観光資源の情報発信を担う産業振興課公式キャラクター「まご兵衛」も応援に駆け付け、写真撮影や来場者への声掛けを通じて集客を後押し。令和6年8月よりSNSを中心に活動する同キャラクターの登場は、地域連携の象徴として来場者の関心を集めた。

川口市をPRするため会場に駆け付けた「まご兵衛」

会場では、素材や鉢、道具一式が用意され、初心者でも手ぶらで参加できる形式を採用。盆栽職人の指導のもと、植え替えや枝ぶりの整え方、日常管理の基本を学びながら一鉢を仕上げる構成とした。各回の合間には琴の生演奏も行われ、土に触れ樹と向き合う時間と、和の音色に耳を澄ます時間が交互に訪れることで、日本文化に根付く「間」や静寂の美しさを五感で味わう演出が施された。

盆栽体験と共に和楽器の演奏も行われた

都心体験から本拠地・川口へ、次なる高付加価値プログラムへ展開

同ワークショップは、観光庁の令和7年度「地域観光魅力向上事業」を活用した川口発の観光コンテンツ造成の一環として位置付けられており、都心での入門体験を入口に、盆栽の聖地・川口への誘客を図る都市連動型の試みでもある。

今回の成功を受け、主催者は川口市安行・赤山エリアを舞台とした本格的な体験プログラムの展開を加速させる方針だ。今後は、海外からの参加者も視野に入れたインバウンド向け展開を強化し、川口ゆかりの工芸作家による一点物の器と盆栽を組み合わせたプレミアム体験へと発展させていく。海外発送に対応した盆栽づくりや、江戸期の献立を再現した「将軍料理」、和楽器の生演奏などを組み合わせることで、制作・鑑賞・食文化を横断する総合的な和文化体験として磨き上げていく構想だ。都心で芽生えた関心を、地域の歴史や職人文化に深く触れる本拠地体験へとつなげることで、川口の盆栽文化の認知向上と持続的な来訪動機の創出を目指す。

参加できなかった人に向けては、川口の盆栽園で常時ワークショップを受け付けており、SNSを通じた問い合わせにも対応している。都市のターミナルで出会った“小さな一鉢”が、地域文化への関心と継続的な関係づくりへと発展する取り組みとして、今後の展開が注目される。

記念撮影する参加者

■ワークショップ案内

小さな盆栽づくり体験:https://www.veltra.com/jp/japan/saitama/a/191253

プレミアムワークショップ:https://japanaut.com/experience/cml0lysbt0003s60uv9cxsjr4/

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