NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」の放送に合わせ、滋賀県長浜市で「豊臣兄弟! 北近江長浜 大河ドラマ館」が2月1日にオープンした。
会場は長浜別院大通寺総会所で、秀吉・秀長兄弟が支え合いながら出世街道を歩んだ姿を、映像や展示で紹介する。戦国時代の転換点となった北近江の歴史を体感できる拠点として、12月20日まで開設する。
大河ドラマ館は、長浜市を中心に展開する「北近江豊臣博覧会」のメイン会場。秀吉が初めて城持ち大名となり城下町を築いた長浜は、兄弟の物語の原点にあたる。城下町の町並みと併せて巡ることで、ドラマの世界観をより立体的に味わえる構成とした。
館の周辺には関連スポットが集積する。秀吉が築いた長浜城跡に立つ長浜城歴史博物館では、賤ヶ岳合戦など北近江が戦国史の要衝となった背景を紹介。豊臣秀吉を祀る豊国神社や、長浜曳山祭の歴史を伝える曳山博物館も徒歩圏内にあり、城下町散策と歴史学習を同時に楽しめる。

長浜市内から北部にかけては、賤ヶ岳古戦場や小谷城跡など、織田信長・お市兄妹、浅井長政らの「義と絆」の物語を伝える史跡が点在する。旧余呉文化ホールを活用した「賤ヶ岳戦国ステーション」では、合戦の流れや周辺砦の位置関係をパネルで解説し、史跡巡りの参考になる。
滋賀県内各地にも、大河ドラマと結び付く戦国武将ゆかりの地が広がる。明智光秀が復興に尽力した西教寺、石田三成の居城・佐和山城跡、藤堂高虎ゆかりの在士高虎公園など、人物ごとに異なる視点で戦国史をたどれる。安土城跡や三井寺、竹生島、多賀大社といった名所は、織田・豊臣政権が残した近江の象徴として知られる。
さらに、愛知・滋賀・奈良の三県が連携し、「秀長・秀吉 夢の軌跡スタンプラリー」を実施する。大河ドラマ館や神社仏閣、港などに設けたスポットを巡り、スタンプを集めることで、豊臣家の足跡を広域でたどれる。