国土交通省は2月14日、自家用車と一般ドライバーを活用する「日本版ライドシェア(自家用車活用事業)」におけるバス事業者によるトライアル運行、鹿児島県種子島・屋久島・指宿市で試行を始める。今後、制度化する日本版ライドシェア(自家用車活用事業)において、全国5地域でトライアル運行を展開。地域交通における「担い手不足」や「移動の足」を確保する。
今回のトライアルでは、いわさきグループ傘下の種子島・屋久島交通および鹿児島交通が運行主体となり、地域における新たな移動サービスの可能性を検証する。バス・鉄道事業者から日本版ライドシェアへの関心が高まる中、制度参画における課題や運用面の検証を目的としている点が特徴だ。
トライアル運行の概要
運行エリア
・種子島
・屋久島
・鹿児島県指宿市(発着地のいずれかが、いわさきグループの施設である場合に限定)
運行開始日
・種子島:2026年2月14日
・屋久島:2026年2月16日
・指宿市:2026年2月下旬(予定)
運行時間帯
・種子島、屋久島:5時台~22時台(毎日)
・指宿市:7時台~17時台(毎日)
利用方法
・ホテルやゴルフ場など対象施設のフロントで直接依頼
・または施設のホームページ、電話による事前予約
※利用は対象施設の利用者に限定
※運賃は事前確定運賃制
種子島および屋久島では種子島・屋久島交通、指宿市では鹿児島交通が運行を担う。観光地における早朝・夜間の移動や、公共交通が手薄な時間帯の補完としての役割が期待されている。
バス事業者が主体となる日本版ライドシェアの取り組みは、既存の公共交通と自家用車サービスを組み合わせた新たな地域交通モデルとして注目される。今回の試行結果は、今後の制度設計や全国展開の方向性を占う重要な検証事例となりそうだ。