KNT-CTホールディングス(KNT-CT HD)は、未来創造事業の一環として、日本の「道」文化を現代的ウェルネスとして再編集した新サービスとして「JAPAN道ウェルネス」を始動した。あわせて体験予約サイトを開設。茶道・華道・書道・武道など、日本の精神文化に触れる没入型体験コンテンツを提供する。
同事業は、訪日外国人旅行者の多様化する需要への対応に加え、情報過多や競争社会に生きる現代人のストレスに向き合い、芸道や武道を通じて心身を整える“本質的体験”を提供することを目的とする。単なる観光コンテンツではなく、同社のネットワークやノウハウを活用し、寺社や道の師範と連携した地域連動型モデルの構築も視野に入れる。
東京・愛知から販売開始、寺院連携の体験プログラム
サービス開始当初は、東京都および全国最多の寺社数を有する愛知県の寺院を中心に商品展開を行う。
- 東京・日帰り(約1時間)
寺BARでの進化系流麗茶道&クラフトシガー体験(春雨寺)
西陣織シガージャケットの着用や進化系茶室でのもてなし体験など、伝統とモダンを融合。 - 愛知・日帰り(1日)
文化財寺院貸切のローカル生活文化没入体験(浄照寺)
作務衣着替え、住職による境内ツアー、檀家による茶会、日本会席の昼食、華道または書道体験を組み合わせる。
今後は宿泊型プランの拡充に加え、越境ECによる物販、オンラインレッスンなどを段階的に開始し、体験の継続性と日常への定着を図る方針だ。寺社の担い手不足や伝統産業の衰退、オーバーツーリズムといった社会課題の緩和にもつなげる。
春雨寺で世界観を伝える「道演舞ショー」開催
東京・品川区の春雨寺では、MIZUHIKIと連携し「道演舞ショー」を開催する。能×武士道の演目で国際的評価を受ける武楽座や、指書道墨絵パフォーマーの荒川颼が出演予定。
日時:2026年3月1日 20:00~21:00/定員120名/入場料18,600円
東京マラソンEXPOで書道×ランニングの新体験
東京ビッグサイトで開催される東京マラソンEXPO 2026では、ランナー向け書道ワークショップ「Run with Shodo」を実施。想いを込めた文字を手ぬぐいに転写し、身に着けて走ることで心身の一体感を高める体験を提供する。グループ会社の近畿日本ツーリスト株式会社は同マラソンのオフィシャルパートナーを務める。
同社は、従来の旅行サービスに加え、5年後・10年後を見据えた価値創造を掲げる未来創造事業を推進中だ。『JAPAN道ウェルネス』は、観光とウェルビーイング、文化継承を横断する新たなサービスとして、国内外からの注目を集めそうだ。