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AI×人の翻訳サービスでインバウンド対応、小豆島観光協会が既存PR動画を4言語化

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香川県の観光振興を担う小豆島観光協会はこのほど、観光プロモーション動画の多言語化において、AIと人の翻訳を組み合わせた動画翻訳サービス「こんにちHELLO」を導入した。新規撮影や大幅な編集を行わず、既存の日本語動画を活用することで、短期間かつ低コストでのインバウンド対応を実現した。

本取り組みを支援したのは、動画生成AIと人の翻訳支援を組み合わせた多言語動画制作サービス「こんにちHELLO」を展開する株式会社こんにちハロー。従来の字幕翻訳ではなく、出演者の声や口の動き、語りのニュアンスまで再現する技術を用い、英語・中国語(繁体字/簡体字)・韓国語の4言語版動画を制作した。

既存動画を活用、再撮影なしで多言語展開

今回多言語化されたのは、同協会が制作した観光PR動画「【感涙】約束の島 小豆島 ドラマ編」「【感涙】約束の島 小豆島 旅編」の2本。いずれも新規撮影は行わず、既存の日本語映像をベースに翻訳と音声再現を施した。
AIによる一次翻訳に人のチェックと表現調整を加えるハイブリッド方式により、ネイティブ視聴者にも違和感のない自然な仕上がりを実現。制作期間とコストの双方で大幅な削減につながった。

小豆島観光協会の担当者は「インバウンド対応は特別な施策ではなく、既存の取り組みを翻訳することで一歩前に進めることができた」とコメント。新規制作に伴う負担を抑えつつ、海外への情報発信を強化できた点を成果として挙げた。

観光・自治体分野で拡大する“動画多言語化”需要

「こんにちHELLO」は最大37言語に対応し、観光地や自治体、文化発信分野での導入が進んでいる。動画生成AIによる翻訳に人の最終調整を組み合わせることで、スピードと品質を両立。訪日客の増加と情報取得手段の多様化を背景に、既存コンテンツの多言語展開は今後さらに重要性を増すとみられる。

小豆島観光協会の事例は、既存PR資産を活かしながら海外市場にアプローチする新たなモデルケースとして、地方観光プロモーションの参考事例となりそうだ。

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